3D Systems のプラスチックプリンタ―用ソフトウェア 3D Sprint の新バージョン v4.0 がリリースされました。4.0はユーザーからの声を反映した新機能・新オプションが多く取り込まれ、生産性の向上、より良いパーツ品質、造形成功率の向上を見込んだ改善や変更が行われています。
その中で少しだけここでご紹介します:
準備・プリントのワークベンチの自由移動
パーツをワークベンチに送らずに、いつでもどのワークベンチのツールにアクセスすることができます。
オーバーレイツールバー
ビューの向きやパーツや要素の表示・非表示など、よく切り替えるツールをオーバーレイバーにまとめました。
新しいオーバーレイツールバー |
キャップ付き穴あけ
穴あけコマンドで、穴を後で埋めるためのプラグを同時に自動生成することができます。
造形後に穴を埋めるためのプラグ(栓)を自動生成 |
スライスビュー(SLA)
スライスビューは、ビルドファイルを作成してシーンを改めることなく、いつでもスライス確認できるようになりました。
パターンコピー
線形パターンコピーでは、インスタンス間の距離を中心間距離と端点間距離の2方法で指示できるようになりました。
インスタンスの距離の指定方法の切り替えオプション |
支柱の追加(SLA/Figure 4)
既存のサポート構造に、補強サポートとして支柱を追加したり、サポート同士をつなぐ梁のように補強させることができます。
サポート同士を繋いで補強 |
部分的にパーツを支える太い支柱 |
アンカー点編集オプションの追加(SLA/Figure 4)
サポートを付けるアンカー点の指示がより自由に、直観的になりました。選択領域内にまとめてアンカーをつけたり、フェースのエッジに沿って付けたり、より柔軟な編集が可能です。
自動配置時に断面積を考慮(SLS)
均一したスキャン時間が維持できるよう、配置時に断面積を考慮させるオプションが追加されました。またパーツ同士がかみ合って造形後に外せなくならないようにインターロックを回避するオプションも追加されています。
自動配置に追加された新しいオプション |
まだまだたくさんの新機能・改善がなされた今回の 3D Sprint 4.0。3D Systems プリンタ―を使った製造プロセスをより快適に行えるリリースになっています。もっと詳しく知りたい方はリリースノートをご参照ください。
従来の3.1から大きな変更を伴うこのバージョンを試したい方は、サポートサイトからダウンロードし、試用版ライセンスを15日間ご利用頂けます。
4.0へのアップグレードの購入についてのお問い合わせはこちら:3DSprintUpgradeAPAC@3dsystems.com
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