2020年7月31日金曜日

Wrap 2021新機能ハイライト1:スクリプト

しばらくイベントの告知に留まっていましたが、今日から3Dスキャナーからのデータを処理するソフトウェア、Geomagic Wrap の バージョン2021 のハイライトを数回に分けてご紹介していきます。
  1. スクリプト - スクリプティングにまつわる改善
  2. 解析 - メッシュとサーフェースとの比較解析にまつわる改善
  3. カラー - テクスチャマッピングにまつわる改善
  4. メッシュ - 点群からメッシュへの変換にまつわる改善

まず今回はスクリプトエディタをメインとしたスクリプティングにまつわる改善にフォーカス。
スクリプトエディタ

スクリプトエディタは、ツール>レコードで記録したマクロや、Pythonスクリプトを使ったプログラムの作成・編集エディタです。

今回のアップデートではスクリプトエディタが開発プログラム用エディタとして大幅に改善され、関数等のハイライト、モジュールやクラスの予測、コメントアウト、ブロック化など、プログラミング補助機能が拡充されました。

スクリプトエディタを開いてまず気が付くのは、カラフルになったということ。今まで単色で表示されていたエディタが、if、forなどの構文の定型文字列(青)、ダブルクォーテーションで挟んだ文字列(茶)、コメント(緑)など、要素によって色分けされて表示されるようになり、内容の視認性が格段に改善されました。またdefによる定義の段落を縮小することで長いスクリプトもすっきり表示させることができます。。
見やすさの向上は一目瞭然

またエディタ上部のボタンを使って、選択した行をまとめてコメントアウト・コメントアウトの解除ができるようになりました。
今までのように一行ずつ#を付け外しする必要がない!

Show Whitespace(空白を表示)ボタンを使うと空白がタブなのか空文字なのかが分かり、インデントが意味を持つPythonでのミスを減らすのに役立ちます。
タブは矢印、空文字は点

さらにインテリセンスの搭載によりクラスやモジュールの予測・保管機能が加わり、例えば geoapp.get までタイプすれば、.get に続く名前を持つモジュールをリストし、簡易ヘルプを表示して何を返すのかを見ることができます。
自動予測・保管

またマクロの改善として、頻繁に使うコマンドにパラメータの意味を推察しやすくするためのテキストが挿入されるようになりました(一部のコマンドのみ)。
メッシュドクターコマンドに追加されたパラメータ名


ご覧のような改善で、スクリプトエディタは生まれ変わりました。今まで簡単なスクリプトでも外部エディタに書いてコピーして貼り付けて、変更したらまたコピーして貼り付けて、、返り値を見るのもヘルプを開いて~としていた手間が大幅に削減されること間違いありません。
かといってもヘルプはヘルプでやはり重要です。ということで今回スクリプトドキュメントも刷新されています。レイアウト改善や図の挿入によって見やすくしつつ、従来からのサンプルスクリプトも引き続き提供されています。(英語での提供です)
新しくなったスクリプトドキュメント

スクリプトドキュメントは、はじめにタブから開くことができます。


さて、今回は以上。次回は解析機能の改善をお伝えします。


2020年7月30日木曜日

オンラインセミナー:航空宇宙・建設機械にみる保守メンテナンスサービスを向上させるデジタルワークフロー


「デジタル」を活用した保守メンテナンス

そんな悩みを解消する手助けになるかもしれない「デジタル」の力、見てみませんか?  本セミナーでは主に航空宇宙や建設機械など大きなパーツを扱う環境を想定した事例などを踏まえながら、保守メンテナンスにおいてデジタルがどう役立てるかをご紹介します。


▼ このような方々におすすめのセミナーです▼
  • 航空宇宙・建設機械をはじめ、設備などの保守・保全に取り組まれているユーザーならびにメーカーのご担当者
  • 現地現物形状のデジタル化・モデル化にお困りの方
  • 3Dスキャニングの更なる活用を模索されている方
<開催日時> 2020年 8月7日 (金) 14:00~15:00(終了時間は前後する場合があります)

■お申込み
事前登録制 お申込み専用ページ

■会場・費用
【会場 WEBセッション
 本ワークショップはウェブブラウザを使用したオンラインウェビナーという形式で開催予定です。
 ご自宅、会社等のインターネットブラウザをご利用ください。
【アクセス】申込受付後、ウェビナーへのアクセスアドレスをメールにてご案内します。
【参加費】 無料

■お問い合わせ
 スリーディー・システムズ・ジャパン ソフトウェア事業部 
 03-5798-2510
 geomagic.sales.japan@3dsystems.com

2020年7月29日水曜日

オンラインセミナー:Geomagic Wrap 2021 新機能紹介

Geomagic Wrap が新しくなりました

Geomagic Wrap の主な役割は大きく3つ:
  • 3次元測定器(3Dスキャナー)でのデータ取得
  • 取得したデータのノイズ削除、メッシュ・ポリゴン化、データ軽量
  • メッシュモデルからサーフェース・ソリッドモデルの作成

これらの特徴を活かし、測定データからの体積計測から、3Dプリンターやデジタルアーカイブ用モデルの作成まで、幅広い用途でご利用頂いています。今回新しくリリースされたバージョン2021では、手数を少なくするためのメッシュ化、テクスチャマッピング機能の拡充、スクリプティング環境の刷新など、操作性や利便性が格段にアップしました。
本ウェビナーではこれらの新機能や改善をプレゼンテーションとデモを交えてご紹介致します。


2020年7月27日月曜日

オンラインセミナー:デジタルプロダクションが実現する量産グレードパーツの超高速製造

3Dシステムズジャパン ブログ: イベント・セミナー(3Dプリンター): 3Dシステムズ主催: [ウェビナー] デジタルプロダクションが実現する量産グレードパーツの超高速製造 デジタルプロダクションが実現する量産グレードパーツの超高速製造 3D Systems の Figure 4 のテクノロジーは、プロトタイピングから製造までの...

2020年7月1日水曜日

2020年第4回リバースエンジニアリングワークショップ(ウェビナー)


リバースエンジニアリングワークショップ第4回の予約受付を開始しました!

今回のテーマは「スキャンデータから作るCADモデル」。ここでの「CADモデル」とは、形状再現だけではなく、径や寸法といった数値情報のある、きちっとしたモデルのこと。例えば、「鋳物の型を作り直したい、だけど一部にはめ込み用の寸法穴があるんだよね」というような場合、形状再現(いわゆるメッシュフィットサーフェース)では位置や径を指定した穴を作ることが困難です。そんなときに、一部分だけCADでモデル作るみたいに穴あけできたらいいのに、ということありませんか?「型の寸法は決まっているんだけど、中子は形状再現でいいんだよね」とか。そういったときに便利(というより、無いと困る)モデリングを学習していきます。

詳細と申込についてはソフトウェアイベントページをご覧ください。 

オンラインセミナー:SLS(粉末焼結法)の特徴を活かすAM設計とベストプラクティス

ウェビナー:SLS(粉末焼結法)の特徴を活かすAM設計とベストプラクティス: 3Dシステムズ主催: [ウェビナー] SLS(粉末焼結法)の特徴を活かすAM設計とベストプラクティス SLS(粉末焼結法)の特徴を活かすAM設計とベストプラクティス ナイロン粉末ベッドを使用する粉末焼結積投稿を公開層造形法 (SLS) なら、 複雑で機能的なパーツ造...