3Dプリンターやラピッドプロトタイピングで、3Dデータを造形する際に、業界標準として使われているのが"STL"というファイル形式です。
最近では、サービスビューローや3D出力センターのオン・ライン・システムでも、STLファイルを送れば、見積もりを出してくれます。
STLファイルとは3D Systemsが開発した、ラピッド・プロトタイピングや3Dプリンタで標準のファイル形式です。
STLファイルはCADの幾何形状の周りを包むように生成された、シンプルな三角メッシュ(ポリゴン)です。
STLファイルの定義や仕様については、こちらをご覧ください:
http://www.ennex.com/~fabbers/StL.asp#Sct_binary
STLファイルのサイズは2つの要素に左右されます。
1つは形状の複雑性で、もう1つはSTLファイルを作るときに設定するファセットオプションの設定です。
形状(サーフェイス)が複雑な形状になればなるほど、三角ポリゴンの数は多くなります。
例えば、シンプルな曲面の少ない幾何形状を使った場合は数百キロバイトのファイルですが、複雑な形状になると、最低でも1~5MBないと綺麗な面ができません。
主なファセットのオプションは、Chord Tolerance(コード公差・偏差)やAngular Control(角度公差)です。
これらのオプションの設定によって、三角メッシュの数は変化し、STLファイルの解像度に影響します。解像度は、曲面の粗さや細かさを左右します。さらに、モデルの上の三角メッシュが増えれば、STLファイルのサイズも大きくなります。
品質の高いパーツの造形は、正しいSTLファイルの作成から始まります。以下のリンクでは、一般的なCADプログラムからSTLを出力する際の注意点について説明しています。
http://www.3dproparts.com/knowledge-center/file-format-file-quality
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スリーディー・システムズ・ジャパン