2017年4月11日火曜日

Geomagic Control X 製品についてのご紹介④ 3D GD&T 寸法

今回は 3D GD&T(3D Geometric Dimension & Tolerance: 幾何寸法公差)を見ていきます。

3D GD&T は参照データ(CAD データ)と測定データの寸法判定および幾何公差判定を行います。参照データとして使用する比較の基準となるデータには、CADデータの他にメッシュデータを使うことも可能です。ここではCADデータを使った3次元モデルの寸法判定について紹介します。

CADデータとベストフィットの測定データとの比較イメージ

測定データの表面はイメージ画像のようにバラつきを持った状態で分布しています。
Control Xではバラつきを持った測定点からベストフィットした仮想の形状を作り、
この形状とCADデータの面を寸法計算して比較します。


上の図は、3D寸法を使ってモデルの左右側面の寸法を測った結果を表しています。
結果にはCADの寸法として160、寸法の公差値として±0.5が表示されており、また寸法の色が赤で表示されています。
これは測定データの寸法(実測値)が、CADの寸法に対する許容誤差である公差値から外れていて、判定としてはNGであるということを表しています。

もし測定データの寸法がCADの寸法に対して公差値以内の誤差であれば、OK判定として緑色で表示されます。またOK判定であっても公差値を50%超えている場合は黄色で表示されます。黄色で表示された結果は、判定としてはOKであるけれどもNGに近いということを表します。


次回は
Geomagic Control X 製品についてのご紹介⑤』 2D GD&T を紹介します。

2017年3月22日水曜日

Geomagic Control X 製品についてのご紹介③ 2D 比較

前回の『Geomagic Control X 製品についてのご紹介② 3D 比較』の続きです。
今回は 2D 比較のカラーマップ断面を使った検査です。



  • 2D 比較について
    2D 比較は偏差を確認したい場所に断面を設定します。
    カラーマップとベクトル表示により偏差傾向を確認することができます。2D 断面で見ることで偏差の傾向がより分かりやすくなります。


CAD データと測定データを位置合わせし、断面を設定しているところ




2D 比較のオプションを設定し 2D モードに切り替えます。
2D モードに切り替えると、カラーマップで偏差が表現されています。CAD データと測定データの離れ量を比較し確認することができます。

暖色は CAD 表面に対して凸方向、寒色は CAD 表面に対して凹み方向で離れています。

断面を拡大して離れ量を比較し確認します。


確認したい個所をより詳しく情報を得るときは、確認したい部分を選択することで詳細を確認することができます。


下の画像では3か所を選択し、選択した場所による違いを表示しました。
この時にタグが表示され判定色の OK・NG が緑・赤・黄色で表示されます。

タグに表示されている色は公差値からの判定色です。



CAD データと測定データを重ねてカラーマップで偏差を確認した結果、CAD データの側面は垂直につくられていますが、測定データ(現物)の方は抜き角の角度がついていることが分かりました。3D のカラーマップでは分かりにくいところも 2D のカラーマップなら形状の傾向まで見ることができました。




次回は
Geomagic Control X 製品についてのご紹介④』 3DGT&T 幾何寸法・公差を紹介します。

2017年3月7日火曜日

Geomagic Control X 製品についてのご紹介② 3D 比較

前回の『Geomagic Control X 製品についてのご紹介①』の続きとして、Control X の検査についてレポートしていきます。今回は3D 比較のカラーマップを使った検査です。


  • Control X での検査をする前に
    検査を行う前に比較するデータが必要になります。今回は比較する参照データとして CAD データを用意しました。これから CAD データと測定スキャンデータを比較・検査をしていきたいと思います。


CADデータと測定データを用意します。




  • Control X には次の種類の検査方法があります。
    3D 比較 3Dのカラーマップで偏差を確認します。
    2D 比較 2Dのカラーマップ断面から偏差を確認します。
    3D GD&T 3D寸法の作成や、幾何公差としてコールアウトを確認します。
    2D GD&T 2D断面で寸法の作成や、幾何公差としてコールアウトを確認します。




  • 3D 比較について
    3D 比較はカラーマップを使い、形状の偏差と指定した公差範囲内であるかを諧調ごとに色分けて確認します。

通常のカラーマップと偏差込みのカラーマップを比較しています。


 
このカラーマップは CAD データに対して暖色が凸方向、寒色が凹み方向で表現されています。算出方法はCAD データと測定データの最短距離で測っています。
ここから読み取れるのは、ロゴの周辺部が盛り上がっていて、外周部は縮んでいるということが分かります。

例えば、金型から成型した部品を成型した順番に見ていくと、どのように変化していくのかが分かると思います。角がだんだん丸くなっていくなんてことも、考えられるかもしれません。


上のカラーマップは測定データと CAD データの最短距離を表示していますが、下のカラーマップは CAD の面から法線方向の距離で表示しています。

色つきの法線方向に並ぶ線の先が測定データです。


法線方向のカラーマップで確認することによって、測定データとの関係性をより細かく確認することができます。CAD データに対して測定データがどのように変化しているかが分かります。測定データは一定ではなく厚みがあることが分かると思います。



次回は
Geomagic Control X 製品についてのご紹介③』 2D 比較を紹介します。

2017年2月21日火曜日

Geomagic Control X 製品についてのご紹介①

前回の予告通り、Geomagic Control X を実際に使って奮闘し得た感想や気付いたことなどを、自動車メーカーで製品製造に10年以上携わった経験から、3D SYSTEMSのソフトウエアサポートを担当する者としてレポートしていきます!
まずは、そもそもどんなソフトウェアなのかからご説明したいと思います。






  • なぜ偏差を確認する必要があるのか?
    3D CADで作ったデータと寸分単位も違わない現物を作ることができればいいのですが、そんなことはいまのところ不可能です。時間とともに変化してしまったり、成型品で金型を使っていたら金型にも限界があります。いままで組むことができていた部品が、大きさが変わって組めなくなったら大変ですね。なのでもとのデータからどう変化しているのかを見る必要があります。

  • どんな製造現場で使用するソフトウェアなのか?Control X は製品寸法や偏差を確認するソフトウェアです。変形が予想される製造品は対象となるため、ほとんどの製造現場で使用しますが、主に電化製品や自動車関連の内外部品、組み立てが必要なもの、プレス金型などに使われています。



  • 偏差を判断するために必要な現物の実測値偏差を判断するためには現物の実測値が必要ですが、これまでの問題として、数千ロットもある部品の偏差をアナログなノギスで測ることは、時間的・労力的に難しく、人によって測る場所が違ったり、自由曲面を測る際の再現性の低さなどがありました。そこにデジタルで測定するスキャナーを使うことで、部分的な測定ではなく全体的に測定することで、これらの問題を解決し、安定的な偏差の確認ができるようになりました。



  • Control X とはどんなソフトウェアなのか?Control X は製品検査で使用する計測ソフトウェアです。
    製品検査といっても食料の検査から医療関係の検査、工業製品の検査など色々な検査がありまが、Control X はそれらの検査の中でも、製造現場で品質管理のための検査で使用します。

    検査で偏差を確認する場合など、同じ部品であっても検査する人によって基準となる設定をどう定義づけるかで寸法が変わったりします。そこで Control X では設定したデータを引き継いで、使用者による誤差を防ぎます。



    それではさっそく、Control X を立ち上げてみます。






  • ユーザビリティに優れたインターフェース
    インターフェースですが、タブごとにアイコンが並んでいます。

    ※1大きめのアイコンによって、どのコマンドを実行すべきかを判断しやすく、初めて使う場合や期間を置いて使用する場合にも迷いなく使用できます。

    ※2コマンドアイコンにカーソルを重ねると、そのコマンドが何を実行するためのコマンドなのかを補助してくれるコメントが出ます。

    ※3マウスの右クリックでコンテキストメニューを出すことができます。コンテキストメニューは次の手順を自動で選出するので、右クリックだけで操作を完結することもできます。

    ※4作業プロセスを操作して、数値入力した前の段階に戻ることにより、それまでに実行したコマンドを編集することができます。一度設定したデータは他のデータに引き継ぐことができます。例えば、金型から成型した部品があった場合に、1番目と100番目と1000番目とを比較する場合など、測定データを入れ替えるだけで、結果を確認することができます。



特徴となる基本のインターフェースについて見ていきました。
ここから、実際に Control X を使って検査を行ってみたいと思います。

検査については次回の

Geomagic Control X 製品についてのご紹介②』で紹介します。

2017年2月13日月曜日

3D測定データ・製品データとの取組み

2016年11月に、計測ソフトウェア Geomagic Control Xが日本で正式にリリースされました。

計測ソフトウェアとしてはGeomagic Controlに続く製品となります。それに伴い、どんなソフトウェアなのか?どんな特長を持っているのか?など、実際に使い奮闘したレポートをご紹介していきます。

使った感想や驚いたところを織り交ぜながら、書いていきたいと思いますので、ぜひご期待ください!

次回の『Geomagic Control X 製品についてのご紹介①』でお会いしましょう!





2017年2月2日木曜日

3D Systems Webinar Vol.1  2/8 開催 「新3Dプリンター用クライアントソフトウェア"3D SPrint 2.0" 機能紹介、3Dプリンター “ProJet MJP 2500” 導入事例の紹介」

来る28日(水)10時〜11時に「新3Dプリンター用クライアントソフトウェア3D Sprint 2.0機能紹介、3Dプリンター “ProJet MJP 2500” 導入事例」のWebinarを開催します。
STLファイルを開発した3D Systemsは、STLOBJIGES等のCADデータを素早く簡単に"print-ready"にするための、クライアントソフト「3D Sprint」をリリースしました。CADデータを3D Sprintに読み込んで、様々なデータエラーを検出・修正し、データ品質をチェックした上で、適切に3Dプリンターに出力します。

             


実際にデモンストレーション操作をしながら、3D Sprintの機能や特徴をワークフローでご紹介します。「プリント準備中に、こんな機能がほしかった!」という様々な便利なモデリング機能も搭載しています。例えば、従来1時間かかっていた作業を、5〜10分程度で完了できるので、大幅に作業の生産性を上げることができます。
また後半では、この3D Sprint 2.0をいち早くサポートしている高性能インクジェット3Dプリンター ProJet MJP 2500の最新情報、お客様の導入事例などをご紹介します。

「新3Dプリンター用クライアントソフトウェア"3D SPrint 2.0" 機能紹介、
                                                          3D
プリンター “ProJet MJP 2500” 導入事例のご紹介」


日時:201728日(水)10:00am - 11:00am
事前登録・無料
対象:3DプリンターやSTL修正ソフトウェアにご興味のある方

無料ライブウェビナー
■お申込みは こちら から

<内容>
1.3D Sprintのパワフルな機能とワークフローをご紹介
   ・3D SPrint 概要
   ・3D Sprint デモンストレーション: エラーのSTLファイルを読み込み、修復し、編集し、プリント出力するまでの一連のワークフロー
2.高性能インクジェットプリンター ProJet MJP 2500 の最新情報
  ・お客様の導入事例
  ・最速、簡単、安全な後処理システム "Easy Clean"

是非、ご興味ある方はご参加ください。

2016年12月14日水曜日

年末年始休業のお知らせ

3D Systems Japanは、下記の期間冬期休業とさせていただきます。

2016年12月29日(木)~2017年1月4日(水)

尚、休業期間中にいただきましたお問い合わせに関しましては、2017年1月5日(木)以降になります。
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
 

3D Systems Japan