2017年2月21日火曜日

Geomagic Control X 製品についてのご紹介①

前回の予告通り、Geomagic Control X を実際に使って奮闘し得た感想や気付いたことなどを、自動車メーカーで製品製造に10年以上携わった経験から、3D SYSTEMSのソフトウエアサポートを担当する者としてレポートしていきます!
まずは、そもそもどんなソフトウェアなのかからご説明したいと思います。





・なぜ偏差を確認する必要があるのか?
3D CADで作ったデータと寸分単位も違わない現物を作ることができればいいのですが、そんなことはいまのところ不可能です。時間とともに変化してしまったり、成型品で金型を使っていたら金型にも限界があります。いままで組むことができていた部品が、大きさが変わって組めなくなったら大変ですね。なのでもとのデータからどう変化しているのかを見る必要があります。


・どんな製造現場で使用するソフトウェアなのか?

Control X は製品寸法や偏差を確認するソフトウェアです。変形が予想される製造品は対象となるため、ほとんどの製造現場で使用しますが、主に電化製品や自動車関連の内外部品、組み立てが必要なもの、プレス金型などに使われています。


・偏差を判断するために必要な現物の実測値
偏差を判断するためには現物の実測値が必要ですが、これまでの問題として、数千ロットもある部品の偏差をアナログなノギスで測ることは、時間的・労力的に難しく、人によって測る場所が違ったり、自由曲面を測る際の再現性の低さなどがありました。そこにデジタルで測定するスキャナーを使うことで、部分的な測定ではなく全体的に測定することで、これらの問題を解決し、安定的な偏差の確認ができるようになりました。


Control X とはどんなソフトウェアなのか?
Control X は製品検査で使用する計測ソフトウェアです。
製品検査といっても食料の検査から医療関係の検査、工業製品の検査など色々な検査がありまが、Control X はそれらの検査の中でも、製造現場で品質管理のための検査で使用します。

検査で偏差を確認する場合など、同じ部品であっても検査する人によって基準となる設定をどう定義づけるかで寸法が変わったりします。そこで Control X では設定したデータを引き継いで、使用者による誤差を防ぎます。



それではさっそく、Control X を立ち上げてみます。



・ユーザビリティに優れたインターフェース
インターフェースですが、タブごとにアイコンが並んでいます。

※1大きめのアイコンによって、どのコマンドを実行すべきかを判断しやすく、初めて使う場合や期間を置いて使用する場合にも迷いなく使用できます。

※2コマンドアイコンにカーソルを重ねると、そのコマンドが何を実行するためのコマンドなのかを補助してくれるコメントが出ます。

※3マウスの右クリックでコンテキストメニューを出すことができます。コンテキストメニューは次の手順を自動で選出するので、右クリックだけで操作を完結することもできます。

※4作業プロセスを操作して、数値入力した前の段階に戻ることにより、それまでに実行したコマンドを編集することができます。一度設定したデータは他のデータに引き継ぐことができます。例えば、金型から成型した部品があった場合に、1番目と100番目と1000番目とを比較する場合など、測定データを入れ替えるだけで、結果を確認することができます。



特徴となる基本のインターフェースについて見ていきました。
ここから、実際に Control X を使って検査を行ってみたいと思います。

検査については次回の

Geomagic Control X 製品についてのご紹介②』で紹介します。

2017年2月13日月曜日

3D測定データ・製品データとの取組み

2016年11月に、計測ソフトウェア Geomagic Control Xが日本で正式にリリースされました。

計測ソフトウェアとしてはGeomagic Controlに続く製品となります。それに伴い、どんなソフトウェアなのか?どんな特長を持っているのか?など、実際に使い奮闘したレポートをご紹介していきます。

使った感想や驚いたところを織り交ぜながら、書いていきたいと思いますので、ぜひご期待ください!

次回の『Geomagic Control X 製品についてのご紹介①』でお会いしましょう!





2017年2月2日木曜日

3D Systems Webinar Vol.1  2/8 開催 「新3Dプリンター用クライアントソフトウェア"3D SPrint 2.0" 機能紹介、3Dプリンター “ProJet MJP 2500” 導入事例の紹介」

来る28日(水)10時〜11時に「新3Dプリンター用クライアントソフトウェア3D Sprint 2.0機能紹介、3Dプリンター “ProJet MJP 2500” 導入事例」のWebinarを開催します。
STLファイルを開発した3D Systemsは、STLOBJIGES等のCADデータを素早く簡単に"print-ready"にするための、クライアントソフト「3D Sprint」をリリースしました。CADデータを3D Sprintに読み込んで、様々なデータエラーを検出・修正し、データ品質をチェックした上で、適切に3Dプリンターに出力します。

             


実際にデモンストレーション操作をしながら、3D Sprintの機能や特徴をワークフローでご紹介します。「プリント準備中に、こんな機能がほしかった!」という様々な便利なモデリング機能も搭載しています。例えば、従来1時間かかっていた作業を、5〜10分程度で完了できるので、大幅に作業の生産性を上げることができます。
また後半では、この3D Sprint 2.0をいち早くサポートしている高性能インクジェット3Dプリンター ProJet MJP 2500の最新情報、お客様の導入事例などをご紹介します。

「新3Dプリンター用クライアントソフトウェア"3D SPrint 2.0" 機能紹介、
                                                          3D
プリンター “ProJet MJP 2500” 導入事例のご紹介」


日時:201728日(水)10:00am - 11:00am
事前登録・無料
対象:3DプリンターやSTL修正ソフトウェアにご興味のある方

無料ライブウェビナー
■お申込みは こちら から

<内容>
1.3D Sprintのパワフルな機能とワークフローをご紹介
   ・3D SPrint 概要
   ・3D Sprint デモンストレーション: エラーのSTLファイルを読み込み、修復し、編集し、プリント出力するまでの一連のワークフロー
2.高性能インクジェットプリンター ProJet MJP 2500 の最新情報
  ・お客様の導入事例
  ・最速、簡単、安全な後処理システム "Easy Clean"

是非、ご興味ある方はご参加ください。

2016年12月14日水曜日

年末年始休業のお知らせ

3D Systems Japanは、下記の期間冬期休業とさせていただきます。

2016年12月29日(木)~2017年1月4日(水)

尚、休業期間中にいただきましたお問い合わせに関しましては、2017年1月5日(木)以降になります。
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
 

3D Systems Japan

2016年12月6日火曜日

デロイト トーマツ コンサルティングと日本国内での協業を開始

本日、(2016年12月6日)デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、株式会社スリーディー・システムズ・ジャパンと「3Dプリンターを用いた経営改革」領域における協業を開始する発表をしました。

デロイト トーマツ コンサルティング プレスリリースより抜粋
製造業・物流業における3Dプリンターの導入を短期に実現する

「3Dプリンター適合性診断プログラム」により、日系企業のエクスポネンシャル(指数関数的)

な成長を支援


デロイト トーマツ コンサルティングのプレスリリースは、こちら です。
また、「3Dプリンター適合性診断プログラム」についての詳細は、こちらをご覧ください。



2016年11月29日火曜日

Geomagic Freeform を使ったCADデザイン③



"Geomagic Freeform を使ったCADデザイン②"の続きです。 

以下の項目でまとめています。
8. サーフェースを使った加工
9.パーツ分割
10.2D スケッチから回転形状
11.シボ加工
12.色付け
13.レンダリング
14.最後に


8. サーフェースを使った加工
カーブからサーフェースを作って、自由に形状を編集します。
4本のカーブでサーフェースを作ることができます。カーブを調整することで形状を変えます。



9.パーツ分割
製品と同じように各パーツごとに分割します。分割することで各パーツごとに編集することができるようにます。
違う素材としての表現や色を付けるときなどに効率的です。



10.2D スケッチから回転形状
2Dスケッチの断面から回転形状となるダイアルスイッチを製作します。



11.シボ加工
製品の表面処理であるシボ加工を再現することができます。
製品によっては表面に模様を入れることがありますが、ソリッドやサーフェースでは再現が難しいことも Geomagic Freeform では手軽に表現することができます。



12.色付け
各パーツごとに色付けしていきます。パーツ分割してあれば、色のバリエーションを考えるときなど試行錯誤することは簡単です。



13.レンダリング
色付けやシボ加工をした状態で、最終的な製品に近い状態を確認するためレンダリングします。光の加減や影の調整をして提案資料としても使いやすい画像にします。



14.最後に
以前、従事していたクレイモデラー歴10年以上の経験から Geomagic Freeform を使い CADモデリングを使った感想をまとめました。当時から部署内にてクレイモデリングを代替えできる仕組みを常に見直されていましたが、現状維持が最良であるという結論となり、代替えできる製品はないという結果でした。その経験を踏まえての感想となります。

これまでの Geomagic Freeform の使い道としてフィギアなどの自由形状で構成された形状を得意としていましたが、今回のテーマとなっている初期段階の機械形状までも、十分にデザインが可能であるという結論に至りました。つまり、自由形状から初期段階の機械形状までを網羅できるということになります。

Geomagic Freeform はクレイモデリングと CADモデリングの中間に位置し、お互いにに共通する"手軽ではない"という課題を解決するものと思いました。

クレイモデリングで思い通りの形状を作るには、時間と経験が必要になり手軽な手法ではないのが現状です。そして、開発の上流段階では試行錯誤の回数とスピードが重要ですが、リアルタイムに製造工程の制約を把握することができないため、制約に対して割込んでしまうことがよくありました。そのため、都度、確認するという余計な時間を必要としていました。

その点、Geomagic Freeform は直観的で感覚的な操作性と、様々な方向から形状を確認できることで習得しやすく、既存の CADデータを読み込むことができるため、制約を把握しながら作業することができます。その後の変更も少なく済みます。

その上で、Geomagic Freeform は全体的で大まかな形状から、人の手では難しい入り組んだ形状・複雑な形状もカーブを使って細やかに表現することも可能です。最終形状をイメージするための、エンボス加工で表面をシボ加工したり、素材や色を変えてレンダリングすることも可能です。

そして、形状の表面部を把握するには、光の筋(ハイライト)で把握することができます。形状がどんな状態かを見て分かるので、クレイモデリングと同等の形状再現が可能であると思いました。


CAD ソフトウェアで CADモデリングした場合、複雑になればなるほどに形状が破綻してしまうことがあります。とくに拡大や縮小をした場合には破綻する割合が大きくなります。
Geomagic Freeform は ボクセルデータでモデリングするので、形状が破綻することがありません。隣合う面と面も自動でつなぎ合せるので、作業に専念することができました。

CAD ソフトウェアにはない表面を"ぼかす"という機能があり、手に持って使うプロダクトなどに対しての手の込んだ表現ができました。

2016年11月22日火曜日

Geomagic Control X 日本語版リリース



9月に米国でのリリースが発表されて大きな話題となったGeomagic Control Xの日本語版がリリースされました。これに伴い、日本でのGoemagic Control Xの国内販売を開始させていただきます。

Geomagic Control Xは3Dスキャンデータを利用した品質検査ソフトウェアで、検査に必要なあらゆる機能をサポートしています。

  • 点群処理
  • メッシュ処理
  • 座標合わせ
  • 2D/3Dの比較検査
  • 2D/3Dの寸法測定
  • 2D/3DのGD&T
  • レポート作成
3D偏差と寸法、幾何公差

また検査プロジェクトの事前設定による繰り返し検査や検査のバッチ処理、プロービングデバイスとの対話式測定、複数の検査結果の比較など強力なツールを提供します。
結果を比較


Control Xは当社WEBサイトからダウンロードが可能です。入手について詳しくは販売代理店様またはgeomagic.sales.japan@3dsystems.comへお問い合わせください。