今回のリリースではポリゴン処理のパフォーマンス、UIや操作性の改善が主に行われています。
機能としてのハイライトは、何と言ってもアーム式測定器でデータを取得するインタフェースが一新されて使いやすくなったこと。当社の検査ソフトウェア Control Xで採用しているインタフェースをDesign Xでも採用しました。操作に従って次の操作を画面に表示してユーザーが次に何をしたらよいかをガイドしてくれます。
測定器で現物プロープしてサーフェース形状を再現 |
NURBSを使ったモデリングに慣れたユーザーにとってうれしい新機能としては、スプラインをコントロールポリゴンで編集できるようになったことではないしょうか。コントロールポリゴンはNURBSの制御点のことで、コントロールバーテックスなどとも呼ばれる制御点で、スプラインの形状を間接的に編集することで緩やかで微妙な変形をすることができます。
コントロールポリゴンによる編集ではスプラインを局所的にかつなめらかに編集できる |
ポリゴン用のスマート選択機能も、一度使うと手放せなくなる便利ツール。Wrapでは同様の機能が前もって搭載されていました。曲率のある箇所をマウス左ボタンでクリックしたままカーソルを動かすことで選択範囲を拡大、縮小することができます。選択はモデリング操作の基本中の基本として何度も使用する操作ですので、選択のしやすさがそのままモデリング効率に繋がるといっても過言ではないかもしれません。
自由曲面部のポリゴン選択が手早くできるようになりました |
このほか、Accuracy Analyzerやスプラインの接線調整など、よりクオリティの高いサーフェースを作成するために必要な機能が拡充されるとともに、バッチプロセスおよびスキャンプロセスなど、繰り返し操作を自動化して作業効率を上げるといった機能も追加、改善されています。
Design X 2019は、有効保守をお持ちのユーザー様であればインターネット接続された状態でDesign Xを起動して自動更新することができます。
また使ってみたい、という方は当社WEBサイトから評価版をお申込みください。フル機能を15日間ご利用頂けます。
0 件のコメント :
コメントを投稿