今回は『データの読み込みとスキャニング』というテーマでお伝えします。
Geomagic Design X 2019(以下「DX2019」と称する)はソフトウエア中核のエンジンを刷新したことにより、データの読込み動作や3Dスキャナを使ったレーザースキャン速度とデータの表示が改善されました。比較的大きな容量のスキャンデータを読込んだり、その後の編集を行う際に処理時間を要していたものが、短い時間で行えるようになっています。
- ネイティブCADファイル形式読み込みについて
Geomagic Design Xは従来からネイティブCADファイルの読み込みに対応しており、新規バージョンのリリースと共に各読み込み形式のバージョンを更新しています。読み込み可能なネイティブファイルは次の通りです。
Solidworks 2018/Creo 5/CATIAV5R28/Inventor 2019/NX12
- Geomagic WrapおよびGeomagic Control Xの読込みについて
Geomagic WrapとGeomagic Control Xで保存されたファイルを読み込むことが可能です。Geomagic Wrapに関しては前提条件としてGeomagic Wrap 2017.0以降が同じPCにインストールされている必要があります。
- スキャニングパフォーマンスの改善について
ソフトウェアのパフォーマンスが大幅に改善されているので、大きなデータをスキャンしてもタイムラグが最小限度に抑えられています。
DX2016とDX2019で同じ場所を非接触の測定機でスキャニングしています。DX2016ではスキャニングのタイムラグが発生しているのが確認できます。DX2019ではタイムラグがほとんどありません。これはスキャンの時間が長くなってくると、赤い線のところをスキャンしているのにもかかわらず、スキャンデータの表示が追いつけなくなり、徐々に間隔が広くなっている状態です。DX2019では赤い線とスキャンデータの間隔はほとんどありません。
3Dスキャナのプローブ位置が視覚的に見やすく改善されました。Control Xでご好評いただいていた機能ですが、プローブを測定物に重ねることにより座標合わせが正しく行われていることを視覚的に確認しやすくなっています。
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