2009年8月21日金曜日

ジャパン ジュエリー フェアへProJet CPX3000 出展

ジャパン ジュエリー フェア2009にて、ProJet CPX3000が出展されます。

CPX3000は宝飾品のワックスマスターパターンを、積層ピッチ16ミクロンという超高精細でCADデータから直接造形できます。

材料のワックスは原型師さんが使うモデリングワックスに似ており、そのままロストワックス法でのダイレクト鋳造や、真空注型に利用できます。

鋳造の容易さ(残渣ゼロ)、解像度の高さ(顕微鏡で見ないとその細かさはわからないくらい)、さらに生産性に優れた(一度に沢山作れます!)精密鋳造の専用3Dプリンターです。

でも、こんな手作り感の高い商品が、RP技術や3D技術が使われているというのは少し不思議な気がします。

実際、インド、中国(香港)、イタリア、イスラエルなど、ジュエリー業界でRPや3Dを活用しているところはどんどん増えています。

その背景には、使い易いジュエリーデザイン専用のCADソフトの開発と普及があります。

また効率化、生産性UP、少なくなる職人を補うための技術導入、競争力の向上などの理由もあるでしょう。

航空機や自動車など工業分野で一般的になったデータの3D化は、従来職人芸でなければ作れなかったジュエリーのデザインや原型作りにも活用されているのです。

・・・ところで、ジュエリーショーは名前の通り宝飾品のバイヤーのための展示会です。芸能人が参加するイベントやショーも盛りだくさん、とても華やかで、行くだけでドキドキ、ワクワクしませんか?

高級なジュエリーが沢山出展されるので警備も厳しいのですが、事前登録をちゃんとすれば無料で入場できますので、興味のある方は一度足を運んでみてください。

http://www.japanjewelleryfair.com/ja/
  期間: 2009年9月2日(水)~9月4日(金)
  会場: 東京ビッグサイト 東4.5.6ホール

ProJet CPX3000 展示 @「松村金銀店ブース」”ワックス造形機 ProJet での出力サービスと、造形機の販売を始めました。
ワックスでの面造形が可能になりスピードがUPし、ゴム型を切ることが出来ないデザインでも量産することが可能になりました。 無料サンプルを用意しております、ぜひお立ち寄りください。”

2009年8月20日木曜日

初めまして

[背景]

”3Dシステムズの創始者であるチャック・ハル氏は、1987年に世界で始めて『光造形』という技術を製品化しました。これは、金型を作らなくても、データ(CADの3次元図面)だけあれば、そこからプラスチックのモデルができてしまう、という当時は大変画期的なものでした。光造形とは、溶けたプラスチックの上にレーザーをあてると、当ったところだけが固まり薄い膜状のものができ、それを上に積み重ねることで最終的に製品と同じようなプラスチックの形状モデル(試作品)ができてしまうのです。

(ちょっと地層が長い年月積み重なって渓谷や山ができるのに似ていますが、一層一層の形状はコンピュータ技術で自由に変えられるし、もちろん何年ではなく数時間~数十時間でできてしまいます。)

これは当時からモノ作りの流れを根本的に変えてしまう可能性を持っていましたが、実際、光造形技術のおかげで、航空機、自動車、家電、玩具、医療歯科、などなど、生活で接しているあらゆる人工物の試作、製造、そして治療などの方法が大きく変化し、品質の向上、低価格化、短納期化にも貢献しました。そして新しい分野での新しい利用の広がりは、現在も進行中です。
チャックは同時に、この光造形の装置が理解しやすいデータとして、STL(STereoLithography)という、三角ポリゴンの集合体である幾何データのファイル形式を提案、今ではこれが業界標準のファイル形式になっています。
それから22年が経って、光造形は進化を続け、さらにナイロンの粉などにレーザーをあてて硬化させるSLS(Selective Lazer Sintering)-粉末造形装置から、さらに低価格でオフィス環境でも使える3Dモデラー/3Dプリンタまでラインナップを広げています。

3Dシステムズは、光造形・粉末造形・3Dプリンタと4つの主な技術を持ち、上は1億円以上、下は200万円以下という広いプロダクトラインを持つ、唯一のトータルソリューションメーカです。またベンチャの多いこの業界では珍しく、NASDAQに上場しています。”
これから、スリーディー・システムズでの技術動向、ユーザ情報、応用事例など、国内外で起こっているexcitingな状況を、少しでも皆さんにお伝えしたく、ブログという形でお伝えしたいと思います。

よろしく!