2011年11月17日木曜日

New York Timesブログより抜粋 「3Dプリントは第二の産業革命をもたらす」

とても興味深いNYTのブログなので、皆さんとshareしたいと思います。

The 3-D Printing Free-for-All

http://bits.blogs.nytimes.com/2011/11/13/disruptions-the-3-d-printing-free-for-all/

ダウンロードって、皆さん、もうすでに普通にやっていますね。音楽や動画や書籍や写真を、PCへ、スマホへ、とっても簡単で一般的です。ただ一方で法的な問題や著作権、コピーライトの問題もあります。

これが三次元になって、実物のコピーが可能になったら?自宅で、今あるインクジェットプリンターの隣に3Dプリンターが置かれていたら?

海外では既に10万円前後の3Dプリンターがあり、個人でも購入している時代です。一方、15,000以上もの3Dモデルが無料ダウンロードできるサイト Thingiverse もあります。しかも毎日新鮮なデータがアップされています。3Dプリンターを持っていれば、webから3Dモデルをダウンロードして"print"ボタンを押せば、それが実物としてコピーでき、貴方の手の平に届きますね?
 
もしくは、フリーのデータをダウンロードし、自宅で3Dプリントし、それにちょっと塗装をして5000円でオンラインで販売してもいいんです。

ある人はこれを「第二の産業革命」と呼びます。

それはつまり、ものづくりの在り方を変えるだけでなく、所有権やコピーライトの在り方も問い直される可能性があるからです。こんなことをすれば法律違反だと思いますか?実は違うんです。

コピーライトはデザインや審美性などは保護しますが、単純に機能的なものはその範囲外です。例えば持っているマグカップを焼き物のクラスに持って行って、全く同じものを作っても問題にはなりません。

(中省略)

カリフォルニアのPalo Altoにある Institute for the Futureで最近出版されたレポートの “The Future of Open Fabrication" では「3Dプリントは製造のビッグバンである」と述べています。




その理由は・・・現在は製造はほとんど海外で行われており、そこから空輸や船便で商品が送られてきますが、3Dプリンターによって、物を輸送せずとも、3Dのファブリケーション・ラボさえあればオブジェクトをローカルでプリントアウトして届ける、ということができるからです。(注:これは、一般的な話しとして言っています、実際には材料やコストや精度など、いろいろな制約がありすぐには実現できません)

音楽をダウンロードする貴方ならわかると思いますが、CDショップに出向いてCDを探して買うより、オンラインでダウンロードするほうが手っ取り早くて楽な方法です。例えば遠方にあるイケアまで出向いてマグカップを買うのと、ダウンロードして自宅でプリントするのと、将来貴方はどちらを選ぶでしょう?

(注意:これは記事の意訳です。正確なものはオリジナルの英文をご覧ください。)

0 件のコメント :

コメントを投稿