まずはスキャンデータの読み込みです。
インターフェース左上に、Wマークのボタンがあります。
こちらはアプリケーションボタンと呼んでいるのですが、ここをクリックするとメニューが開きます。
「開く」をクリックし、スキャンデータを選択して読み込みましょう。
1度データを読み込んだファイルに追加でデータを読み込みたい時は、「インポート」で追加読み込みができます。
ここでまた「開く」を使用すると、新規読み込みになるので気を付けてくださいね。
スキャンをすると、テーブルが映りこんだり、不要なゴミも一緒にスキャンされることがあると思いますが、これらを一度に修正するコマンドが「ポリゴンタブ>メッシュドクター」になります。
メッシュドクターを使用すると、浮いているゴミの削除やポリゴンの状態として不適切な箇所の修正を自動で行ってくれます。
それでも取り切れない不要箇所は、手動で選択して削除をしましょう。
選択した箇所が赤くハイライトしますので、「ポリゴンタブ>削除」(Deleteキー)で削除します。
ここで大事なのが、選択モードの切り替えです。
画面右端の選択モードをうまく使い分ける事で、より作業がしやすくなります。
可視オブジェクト選択が有効な場合、視点から見える要素のみが選択されます。
裏側まで選択をしたくない時に使用します。
前面
背面
透過選択は、視点から見えない裏側の要素も選択されます。
裏側まで選択をしたい時に使用します。
前面
背面
3つ目は「背面選択モード」です。
ポリゴンデータには表と裏が存在します。(Wrapでは表が青、裏が黄に表示されます)
背面選択モードのオンオフでポリゴンの表面のみを選択するか否かを切り替える事ができます。
選択範囲
背面選択オフ
背面選択オン
角度で選択モードは、自分が選択した範囲から、ある一定の角度以内に収まる隣接するポリゴンを自動で選択します。
平面的な要素を選択したい時に有効な機能です。
それでは、最後にデータを出力してみましょう。
出力したい要素をモデルマネージャ上で選択し、「右クリック>保存」で出力ができます。
Wrapでは主に点群・ポリゴン・曲面の3種類を取扱いますが、それぞれの要素に応じたフォーマットが出力できるようになっています。
例えば、点群でしたらascファイル等の頂点ファイルフォーマット、ポリゴンであればstl等のポリゴンファイルフォーマット、曲面であればigesやstp等のCAD中間ファイルフォーマットになります。
ですので、ポリゴンからstpを出力する事はできませんし、曲面からascを出力する事もできませんので、ご注意ください。
いかがでしたか?
今回は特にポリゴンの編集で大事な選択方法にフォーカスをあててみました。
これらの機能をうまく使い分けて、作業効率をUPさせましょう!
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