2016年3月22日火曜日

Geomagic Controlでポリゴンの編集ができる時とできない時

今日は、Controlでよくある質問の1つ、ポリゴン編集のできる時とできない時についてご紹介します。
Controlにスキャンデータを読み込んだ際、不要な部分を選択し削除する方は多いと思いますが、ある条件下ではそのポリゴンを削除する事ができなくなってしまいます。
それは、どのような時なのでしょう。

通常、読み込んだポリゴンデータは、このように選択をし「ポリゴンタブ>削除」(またはDeleteキー)で削除を行います。


選択
削除

しかし、同じように選択や削除を行いたいのに、ポリゴンタブの削除コマンドがグレーアウトになっていて実行できない事があります。

その原因の1つ目が、他のコマンドを実行中の場合です。



ポリゴンがアクティブになっているにも関わらず、削除コマンドがグレーアウトになってしまってる場合、左のモデルマネージャタブをダイアログタブに切り替えてみて下さい。



何か実行中のコマンドに入っている場合、ポリゴンを選択する事はできません。
(上図は「簡略化」コマンドに入ってしまっています。)
ポリゴンの編集を行う為には、コマンドを実行するかキャンセルをし、ダイアログを空っぽの状態にしてください。




そして、原因の2つ目。
他のコマンドを実行しているわけでもなく、何か別の要素を選択しているわけでもない。
確実にポリゴンだけを選択しているにも関わらず、削除コマンドがグレーアウトになってしまう。
これは困ってしまいますよね。



しかし、この状態にも原因があるのです。
まずは、モデルマネージャのポリゴンデータとCADデータをそれぞれ展開してみましょう。




両方にフィーチャーが作成されていますね。
このフィーチャーはCADデータに作成したものを「自動作成」コマンドでポリゴンデータに一致させた状態です。

実はこれが原因なんです。
フィーチャー作成や2D寸法等、他のモデルと関連付けされた要素がある場合は、残念ながらポリゴンの編集を行う事ができません。

いかがでしたか?
特に2つ目の編集できない事例については、よくお問い合わせを頂きます。
Controlでスキャンデータを読み込んだら、まずは不要部分の削除等を行ってから検査を実行してくださいね!

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