2022年1月27日木曜日

公設試って知っていますか?- 自治体が支援するものづくり関連情報 1 北海道


 3Dプリンタ―、使ってみたいけどすぐ買えるものでもないし、どんなもんかなと思われる方、公設試を利用されてはいかがでしょうか?

公設試(公設試験研究機関)では技術開発支援として、製品デザイン相談から購入には費用や場所、条件が必要な高度機器の貸し出し、講習など多くの企業サポートの仕組みがあります。
その中で産業用3Dプリンタ―として大型の造形機や、金属プリンタ―を備えている自治体も少なくありません。機材の貸し出しだったり、造形をサービスで受けているところもあるようです。そこで今年は3Dプリンタ―を中心に関連する支援情報や、興味深い取り組みなどを紹介していきたいと思います。

ということで、まずは北海道から。というのもプリンタ―ではないのですが面白そうなセミナー情報がタイムリーに紹介されていたので (^^♪

北海道立総合研究機構

北海道立総合研究機構(道総研)の産業技術環境研究所ではとてもたくさんの機材が揃っています。3Dプリンタ―だけでも小型のFDM式(ワイヤ状のプラスチックを溶かして積層するタイプ)から、大型の光造形機、石膏粉末造形機、金属造形機も設置されています。ワイヤ放電機やNC加工機もあるので金属プリンタ―で造形しても後の処理までできそうです。


道総研ですが、2月にオンラインでUnityのセミナーがあるらしいです。Unityはゲームエンジンですがハプティクスデバイスを使った医療シミュレーション等のツール開発にも使われています。Unityに興味はあってもなかなか勉強する時間を自分で作れずにいたという方にももってこいなセミナーです:

釧路工業技術センター

釧路工業技術センターではYouTubeチャンネルで同試験場が持っているプラスチック製品用のプリンタ―を紹介しています。造形中の様子から、出来上がったものを台座はがして後処理するところまで、どんな感じで仕上がるのかプロセスを見ることができます。



他にも、引張試験や衝撃試験の機器も多くの公設試で設置されていますので、プリンタ―で造形した製品の品質検査を悩まれている方も一度近くの公設試の支援・機材情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?




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