2022年3月2日水曜日

自治体が支援するものづくり関連情報 7 京都

今回は京都府の公設試情報です。京都、、いい季節でしょうね。行きたいです。

京都府中小企業技術センター

こちらの施設で目を引いたのは人材育成のセミナーとして、3D技術枠 3D技術活用セミナー があるところです。3D CAD、3Dプリンタ―、3Dスキャナーなどの三次元技術にフォーカスしたセミナーを1~3か月おきに開催されているようなのですが、直近の開催予定は3月9日(水)のバーチャルリアリティに関するものだとか。

バーチャルリアリティにおける3D技術の活用

COVID-19の影響により外出や実地への往来が難しいことからバーチャルリアリティ(仮想現実)の注目度と需要が一気に高まっている気がします。

一昔前に セカンドライフ に店舗を出したり選挙につかったりという話が盛り上がりを見せたものの日本では下火になって久しいですが(空飛べるんですよね、あの世界。。懐かしい)、近年ではまたバーチャル世界が革新と共に復活してきています。

渋谷でハロウィーン時に開催している仮想現実イベント「バーチャル渋谷」も盛況のようですし、バーチャル航空である First Airlines の国際池袋空港なんていう楽しそうなサービスも出てきました。バーチャルリアリティはゲームだけの話ではなく、ショーケースや、工場設備のレイアウトデザイン、アセンブリや機械操作のトレーニング、医療シミュレーションなどでも使われています。「メタバース」というワードがゲーム以外の世界でも聞こえるようになってきましたので、いよいよ地に根を張った仮想空間との併存に進む気配を感じます。

中小企業技術センターでの3Dプリンタ―設備としては、樹脂の粉末焼結タイプ、樹脂のフィラメント積層タイプ(FDM)、インクジェットタイプ、と複数の方式のプリンターが設置されています。3Dスキャナーもカメラ式、アーム型のレーザー式を揃えているとのことですので、大きいものも小さいものもスキャンできますね。

一方、京都府織物・機械金属振興センターは、丹後・知恵のものづくりパーク内に設置されている施設で、こちらでは樹脂のインクジェットのタイプの3Dプリンタ―が利用できます。

3Dプリントしたものを3Dスキャンして仕上りを仮想空間で確認する、なんていうことを想像させる今日このごろです。

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