スリーディー・システムズ社のSLA光造形システムを使うと、歯科模型を一度に数多く生産することができます。3Dスキャナから石膏模型、印象(歯形)、または口腔内を直接スキャンしたデータを取り、光造形システムで高精度で実体化した模型は、その後の技工作業に利用できます。
デジタル・デンティストリー(歯科技工の3Dデジタル化)では、模型作りは非常に重要となるプロセスです。歯科模型は、ワックスアップ以外に、矯正用フレームワークやインプラント手術でも利用されます。
ビデオでは、以下の流れをご紹介しています。
1. 3Dスキャナから取得したSTLデータを、装置に転送する
2. 装置のソフトウェアで、STLデータを輪切りにスライス化する
3. 光造形装置のタンクに光硬化性樹脂(液体)を満たす
4. 紫外線レーザーがスライス化されたデータを一層分トレースする
5. 光が当たったところだけ樹脂が固まる
6. 一層目ができたら、プラットフォームを少しだけ沈める
7. ブレードで樹脂の表面を平らにする
8. 工程の4~7を繰り返す
9. すべての造形が終わると、プラットフォームを引き上げてタンクからモデルを取りだす
10. ポストプロセス:紫外線で二次硬化を行う (これで表面がしっかり固まります)
そして、この後モデルは技工所に送られます
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