測定データを間引いて形状を変えずにデータ容量を小さくする方法についてお伝えします。
3Dスキャナで測定したデータは点群(点の集合体)になっており、取得した点群データの容量が大きいほど形状の再現性も高くなります。昨今の測定機は一度のスキャニングから取得できる点群数が増えており、気付かないうちに大容量の点群を測定していた!ということも起きています。
・3Dプリンターへデータが読み込めない
・形状を変更するときなどの計算処理にすごく時間がかかる
・ファイルの管理がたいへん
じつは3Dスキャナーで測定したデータには、必要性の低い点群があります。その不必要な点群を削減し必要とされる点群データを残すことで、データサイズを減らすことができます。これにより、3つの問題を同時に解決することができます。
そのやり方について今回はご説明します。
使用したソフトウエアはGeomagic Design Xになります。
Geomagic Wrapにも今回使用した機能と同様のコマンドがあります。
3Dスキャナーで測定するときに同じ場所を複数回往復すると、同じ測定データが重なることで点群の数も多くなり不必要なデータが蓄積されます。そのため必要な点群を確保し、必要のない点群を間引くという作業が工程として必要となります。
しかし、測定データを間引く際の注意点として、減らしすぎると曲率部の形状がショートカットされるようになります。形状が鋭角であるほど頂点部分の点群が減らされることにより、形状が丸くなることで、現物と離れ再現性が失われます。
Geomagic Design Xには、曲率部の測定データを残しつつ全体を間引く『曲率考慮』という機能があります。この機能を使うことにより、形状の再現性を失うことなくデータを軽くし作業性を上げることが可能となります。
容量が大きすぎて読み込めなかったソフトウエアや3Dプリンターへの入出力が可能となります。
使用したソフトウエアはGeomagic Design Xになります。
Geomagic Wrapにも今回使用した機能と同様のコマンドがあります。
3Dスキャナーで測定するときに同じ場所を複数回往復すると、同じ測定データが重なることで点群の数も多くなり不必要なデータが蓄積されます。そのため必要な点群を確保し、必要のない点群を間引くという作業が工程として必要となります。
しかし、測定データを間引く際の注意点として、減らしすぎると曲率部の形状がショートカットされるようになります。形状が鋭角であるほど頂点部分の点群が減らされることにより、形状が丸くなることで、現物と離れ再現性が失われます。
Geomagic Design Xには、曲率部の測定データを残しつつ全体を間引く『曲率考慮』という機能があります。この機能を使うことにより、形状の再現性を失うことなくデータを軽くし作業性を上げることが可能となります。
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