- 高解像度 3D バイオプリント軟組織マトリックスは、患者の解剖学的構造を模倣し内部成長させることで、治癒を促進し転帰を高めます。
- 動物源やヒト源を使わずに植物ベースの組換えヒトコラーゲン (rhCollagen) を無制限に供給できます。
サウスカロライナ州ロックヒルおよびイスラエルのレホヴォト、2021 年 6 月 22 日 – 本日、3D Systems (NYSE: DDD) と CollPlant Biotechnologies 社 (NASDAQ: CLGN) は、移植組織との併用による乳房再建治療を目的とした 3D バイオプリントによる再生軟組織マトリックスに関する共同開発契約の締結を発表しました。この軟組織マトリックスは、移植ポケットを拡大し移植範囲を広げるとともに、乳房の下部を支持することを目的としています。3D バイオプリントにより、このマトリックスを乳房の移植組織を支持できるように、患者の解剖学的構造に適合するように設計できます。
世界保健機関 (WHO) によると、2020 年に世界中で 230 万人の女性が乳がんと診断され、そのうちの大多数は乳房組織の一部または完全な除去を必要としていました。しかしながら、非常に効果的な治療により生存確率は 90％ を超え、再建のための選択肢の向上に焦点が当てられています。乳房再建手術には、一般的に献体者や動物から作られた軟組織マトリックスを使用します。しかしこれらの供給源は、不足したりバッチ間でばらつきがみられたり、また治癒に影響を及ぼすような免疫応答を誘発する可能性もあります。
この共同開発契約を通じて、3D Systems と CollPlant 社は、3Dプリンティング、ヘルスケア、バイオプリント、バイオインクの専門知識を融合し、rhCollagen を用いた 3Dバイオプリント軟組織マトリックスを開発します。開発中の 3D バイオプリント軟組織マトリックス製品は、組織の再生を促進する rhCollagen をベースにしたバイオインク製剤を用いて細胞の浸潤および増殖を促進するとともに、必要とされる物理的および機械的特性を満たすように設計されています。両社は、植物由来であることや、人体に有害な免疫応答を引き起こさない天然のヒトコラーゲンと完全に調和することで、優れた性能、一貫性、安全性を実現する組織マトリックスをもたらすことができると考えています。
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| 3DSystemsとCollPlantの専門知識とソリューションを使用して設計および製造された赤インクで灌流された血管新生チャネルを備えた3Dバイオプリント軟組織足場。 |
「今年の 1 月には、再生医療への投資を増強し、医療の提供方法を変え患者に大きな利益をもたらすためのソリューションの開発と商業化に焦点を当てる意向を発表しました」と 3D Systems の社長兼最高経営責任者である Jeffrey Graves 博士は述べています。「3D Systems が CollPlant 社と乗り出すこのプロジェクトを通して、乳がん生存者に新たな再建治療を提供できる新しいアプリケーションを探求しています。人間のあり方にこのようなプラスの影響を与える可能性があるプロジェクトに関わることは刺激的です。」
CollPlant 社の最高経営責任者である Yehiel Tal 氏は、「当社は 3D Systems と力を合わせ、乳房移植における軟組織強化の潜在的な市場規模を大幅に拡大させる可能性のある再生軟組織マトリックスを実現しました。再生ソリューションにより、新しい組織の成長を促進し、安全性を高めたり、製品のばらつきを排除したり、成果を高めたりすることができます」と言っています。「再生医療を牽引する CollPlant 社の戦略の一環として、3D Systems との連携を深めることを嬉しく思います。」
3D Systems について
30 年以上前に、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、積層造形 (AM) ソリューションのリーディングカンパニーとして、変革されたワークフローにより、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを作り出す能力を製造業者に提供しています。これは、3D Systems の最善の組み合わせによるデジタル製造エコシステムによって実現されています。このデジタル製造エコシステムは、プラスチックおよび金属 3D プリンター、プリント材料、オンデマンド製造サービス、エンドツーエンド製造ソフトウェアのポートフォリオで構成されています。各ソリューションは、製造環境を変革するためにお客様と協力する 3D Systems のアプリケーションエンジニアの専門知識によって強化されています。3D Systems のソリューションは、航空宇宙、自動車、医療、歯科、消費財などの市場におけるプロトタイピングから生産までの各種の先進的な用途に対応しています。3D Systems の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。
CollPlant 社
CollPlant 社は、組織や臓器の 3D バイオプリントや美容医療に焦点を当てる再生美容医療の会社です。同社の製品は、独自の植物由来の遺伝子工学技術で製造する rhCollagen (組換えヒトコラーゲン) をベースとしています。これらの製品は、組織修復、美容、臓器製造の多様な分野に利用でき、再生医療や美容医療の新しい時代の到来を告げています。CollPlant 社は先日、皮膚充填剤市場のグローバルリーダーである AbbVie グループの Allergan と真皮および軟組織充填剤の開発および世界展開に関する契約を締結しました。CollPlant 社の詳細については、http://www.collplant.com をご覧ください。
免責事項: 将来予想に関する記述
このプレスリリースには、将来予想に関する記述が含まれる場合があります。将来予想に関する記述には、CollPlant 社および 3D Systems の目標、計画および戦略に関する記述ならびに過去の事実以外の、CollPlant 社および 3D Systems が意図したり、期待したり、計画したり、信じたり、または予測したりする将来の活動、出来事または展開を説明する記述が含まれる場合がありますが、これらに限定されるものではありません。将来予想に関する記述の多くは、「思います」、「望みます」、「かもしれません」、「予測します」、「するはずです」、「意図します」、「する予定です」、「するつもりです」、「期待します」、「推定します」、「計画します」、「に位置付けられます」、「戦略」などの用語や類似の表現で識別することができ、過去の傾向、現状、予想される将来の展開、および適切と思われるその他の要因に対する経営陣の経験および知見を踏まえてなされた推測および評価に基づくものです。将来予想に関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、それに明記または示唆される結果は実際の結果と大いに異なる可能性のあるリスクおよび不確定要素を含みます。多くの要因により、将来予想に関する記述で予想される CollPlant 社および 3D Systems の活動および結果は実際のものと大きく異なる可能性があります。これには、CollPlant 社の過去の重大な損失により同社が追加の資金調達が必要になったり追加の資金調達ができなかったりすること、CollPlant 社および 3D Systems の rhCollagen をベースにしたバイオインクを用いた組織および臓器に関する臨床試験を開始する時期やコストに関する見込み、CollPlant 社および 3D Systems またはそのビジネスパートナーが前臨床試験および臨床試験で良好な結果を得ること、販売認可申請の受理、その申請の審査および承認、承認された場合は、承認された表示の範囲の審査および承認を含む (がこれらに限定されるものではない) rhCollagen をベースにしたバイオインクに関する規制措置、CollPlant 社の rhCollagen ベースのバイオインクおよび 3D Systems の技術の商業的な成功および市場で受け入れられること、CollPlant 社の販売能力およびマーケティング能力の確立、第三者との契約締結ならびに第三者販売者および再販売者への依存、CollPlant 社および 3D Systems の製品製造の部分的な第三者への依存、CollPlant 社および 3D Systems の知的所有権を確立・維持および両社が他社の知的所有権を侵害することなしに事業を実施できる保護の範囲、世界全体の経済環境、競争および新技術の影響、両社が事業を展開する国々における一般的な市況、政局および経済状況、資本支出および流動性の予測、両社の戦略上の変更、訴訟および法的手続きなどを含みますが、これらに限定されるものではありません。CollPlant 社および 3D Systems に影響を及ぼすリスクと不確定要素に関するより詳細な情報については、CollPlant 社の Form 20-F に関する最新の年次報告書内の「リスクファクター」、3D Systems の Form 10-K に関する最新の年次報告書などの両社が SEC に提出した定期報告書をご覧ください。本プレスリリースに記載されている将来の見通しに関する記述は、本プレスリリースの日付に作成され、今後の出来事に関する CollPlant 社および 3D Systems の現在の見解を反映したものであり、いずれの会社も、新たな情報、将来発生する出来事などに関わらず、この記述を更新または改訂する義務を負うものではなく、その義務を明確に否認します。
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