2011年7月29日金曜日

ユーザ事例:ゼネラル・モーター

米国GM社が、3D Systemsのラピッドプロトタイピング技術を利用して、試作から検証までの時間短縮、金型コスト削減に成功している例をビデオでご紹介します。 エンジニアリングの風洞実験にも、3Dプリントされた試作モデルが活用されています。

2011年7月26日火曜日

7月27日 3Dものづくり・3Dプリンター紹介セミナー

直前のご案内ですが・・・

『現在日本国内では、多くのメーカーの3Dプリンターが販売されています。その中で、自社のニーズにあったメーカー・機種を選択することは、決して容易ではありません。

本セミナーでは、3Dプリンターのそれぞれの機種や方式の特徴を説明して、ニーズにあった機種の選定方法などを説明します。また、「Free Form」など入力デバイスをご紹介して、今後の「ものづくり」の役に立つ内容です。

「設計・製造ソリューション展」などの大きな展示会では確認できなかった内容も、個別のセミナーですので解決可能です。』

■セミナー内容:

・日程:2011年7月27(水) 14:00~17:00

・会場:JBグループ蒲田事業所(ニッセイアロマスクエア15F )

・内容:

1. 『3Dものづくり現場の最前線』
  株式会社ケイズデザインラボ 代表取締役 原雄司様

2. 『ProJet 特長のご紹介』
  JBサービス株式会社 サービス営業事業部営業本部 鈴木淳一

3. 『3Dプリンター実機見学会』
  スリーディー・システムズ社製 「ProJet HD3000 Plus」「V-Flash」
 
4. 『ProJet HD3000 導入事例紹介』
  三和電気工業株式会社 開発技術部北條幹夫様

共催: 株式会社イグアス(iGUAZU) JBサービス株式会社(JBS)
 
 
<お申し込み方法>


下記メールアドレス宛に以下の内容をご記入いただき、ご送付ください。
・メールアドレス: jbs_seminar@jbsvc.co.jp
・件名: 7/27セミナー申し込み
・内容: 「貴社名」「ご所属」「お役職」「お名前」「電話番号」「FAX番号」

2011年7月25日月曜日

BFB3000 で作ってみました: ヘア・クリップ

「BFB3000 3D プリンタで作ってみました」

材料はPLA(ポリ乳酸)。結構強度も靭性もあります。

ちゃんとスナップ・フィットができるのには、ちょっと驚き。
30万円台でこの機能性は、「お主、なかなかやるな」 という感じです。

造形時間は1時間ほど、材料費は、、、数百円という感じでしょうか?


データはフリーのサイト(http://www.thingiverse.com/)よりダウンロード。

2011年7月20日水曜日

3D Systems社 Alibre©社を買収

米国2011年7月19日

  3Dシステムズ社は、3Dデザイン・ソリューションを提供するソフトウェア・プロバイダーのAlibre©社の買収を発表しました。Alibre社は、低価格で使いやすいパラメトリックCADソリューションを、デザイナーや設計者に提供しており、テキサスのRichardsonに拠点があります。何万ものパッケージをビジネス向けに、50か国以上に販売しています。

  “グローバル・リーダーである3D Systemsのファミリーに加わったことを大変誇りに思います。” Alibre©のCEOであるJ. Paul Grayson氏は語ります。
“3D Systemsのパワー、リソース、グローバルでの存在は、我々の持続的でスケーラブルなビジネスモデルに適合しており、手頃なデザイン生産ソリューションは、きっとデザイン・ものづくりにより貢献することでしょう。"

詳しいプレスリリースはこちらまで。

●関連記事 (DesignNewsより)
http://www.designnews.com/author.asp?section_id=1394&doc_id=231600
 

2011年7月15日金曜日

SLA SLS 事例:ジェネラル・モーターズ

CAD CAMニュースの記事から:
ジェネラル・モーターズが、弊社のSLA® と SLS®技術を使って、燃費効率をいかに上げることができたかについて、述べられています。

http://www.cadcamnews.in/2011/07/3d-rapid-prototyping-fast-tracks-gm.html?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+CadCamNews+%28CAD+CAM+News%29
 
 
●一部抜粋:
 
”3D RP 技術によってツーリング回数が減り、パーツやアセンブリのテストが、素晴らしい精度で、コストを抑えながら、何度でもできるようになった。
 
3D RPはシボレー Volt や EV(EN-V) などのブレークスルーとなる車両の開発で多用されている。Voltの場合、バッテリーのクーリングシステムのデザイン、開発、試験の工程で活用され、引っ張り係数を下げることができた。
 
3D RP技術は、GMの風洞実験で自家用車からトラックまで幅広い車両の開発に、劇的な成果を上げた。この2年でスケールモデルのテスト能力を2倍に上げ、燃料効率の改善に大きく貢献した。

RPは、製品開発時間を減らし、コストを抑え、設計者により多くの選択肢を与える方法であり、無限の可能性がある。”

2011年7月11日月曜日

BFB - ユーザ事例 [ホビー]

ユーザ事例 [ホビー]

ラジコン・ヘリコプター

3DプリントしたABS樹脂パーツを搭載したリモコン・ヘリ
  トニー・フレッチャーは、RapManのマシン設計やファームウェア開発をやっている初期からBFBに関わっています。長い間、彼は自分のラジコン・ヘリコプターを自分で作って飛ばしたいと思っていました。以前からラジコンのキットは大変高価で、パーツは扱いにくく、飛ばすのも大変でした。

  “小さいPicoZヘリコプターを見てから、別の方法に興味が移り、450個のクローン・キットのいくつかをプリントできないかと思うようになりました。小さいソリッド・ステートのジャイロがあれば、電気制御で動くようになります。プロジェクトはローターヘッドのデザインから開始しました。これがうまくいけば、他のパーツも作る予定でした。”

“RapManを使って、黄色いABS材料でパーツを作りました。これならば十分負荷に耐えられそうでした。このアプローチの素晴らしい点は、デザインのトライアルが自由にできることです。設計して、プリントして、分析して、とても安いコストでパーツを改良できました。私に必要だったのは、できたパーツを少しだけ研磨することだけでした。”

“BFB RapManはとても汎用的なマシンなので、様々な種類のパーツが生産できました。”

トニーは結局ヘリコプターの全ての樹脂部品をプリントしたパーツに置き換えました。その過程についてはRapManのブログに書いてあります。

ヘリコプターは完璧に飛びました!YouTubeのビデオはBFB 3Dプリンターでラジコンの玩具を作るという可能性についてデモしています。リモコン・ ヘリコプターは3Dプリントされたローターヘッドを使っていますが、ビデオでわかるように、全く問題なく動いています。ラジコンマニアにとって、これはとても魅力的なアプローチです。

●トニーのブログより抜粋:

  オリジナルのモデルでは、シャフトやフライバーは軟らかい金属でできていたためたわみが発生し、クラッシュの際にエネルギーを吸収するようにできていました。ローターヘッドの樹脂に小さなクラックを見つけましたが、おそらく振動が大きすぎてできたもののようでした。シャフトとヘッドの間も少し隙間があり、これがローターブレードの中心をずらしているようでした。

主な問題点の改善のために、ローターヘッドを設計し直して強度を加えました。ローターブレードホルダーの切断面積を増やして、ブレードとベアリングとの適合を強くしました。この写真は、ヘッドアセンブリの全てのパーツを撮ったものです。樹脂パーツは全てデザインし直しました。

BFBで3Dプリントしたヘッドアセンブリの全パーツ
十字の形状のものがローターヘッドですが、全ての方向に強度のある単独のピースをデザインするのは不可能で、中央のサドルと2個のリングをコアに接着して補強をしました。

オリジナルパーツの穴はハンド・ドリルで開けたので、正確ではなかったのですが、新しいパーツはドリルで直線になるように作りました。テスト装備は新しいパーツで再アセンブルし、改善はすぐに見られました。なお、組み立てたヘリはとても安定しており、フル・スピードでも振動が出ませんでした。

BFB - ユーザ事例 [教育]

ユーザ事例 [教育]

イギリス Clevedon School


  Clevedon Schoolの Advanced Skills Teacher / Head of D&Tであるデーブ・ホワイトは、デザインと技術分野で27年間教鞭を取っています。彼はいつも学生達が最新の技術に接することに熱意を持っていますが、3Dプリンタは予算的に合いませんでした。そんな時、Bits from Bytesの3Dプリンタが目に留まったのです。

  “BFBのマシンは今や教室では評価できないほど重要なツールです。最初はRapMan、そしてBFB3000が採用されました。私は3Dプリントの原理をデモしましたが、さらに重要なのは学生達が彼らのデザインやアイデアをこのマシンで体験できたことです。”

“今まで3Dプリンタはとても高価で、学校では購入できませんでした。でも現代の産業プロセスを学ぶには不可欠な道具です。我々はいつも学生達に、最新のものづくりの技術について学んでほしいと思っていましたが、以前は理論的なアプローチのみでした。それが、BFBによって、ついにここでもCADだけではなく加工マシンを使う事ができるようになりました。”

  デーブは彼のクラスの11歳から18歳の学生に対して、MP3プレイヤーや、障害者用電気プラグや、フラットパックのキッチンユニットまで、あらゆるものをデザインさせました。

  “BFBマシンの優れた点は、本体だけでなくマテリアル価格もとても手ごろなので、学生でも継続的に使えることです。だから設計からプリントまで何度も繰り返し、アイデアを練り上げていけます。”

“学生がBFBのマシンにアクセスしたいという欲求を理解しているのは素晴らしいです。デザインがオープンなので、マシンがどう動いているのかが手に取るようにわかります。他にも3Dプリンタは色々ありますが、ほとんどのものは鉄製の箱の中で、どんなメカニズムでどう動いているのかが見えません。最新の技術が「マジック」ではないということは、次世代のエンジニアを育てることにもつながります。

  デーブは彼のアイデアを他の人達とも積極的に共有しています。BFBのwebフォーラムの中でEducationのスレッドを作り、地理から化学まで、そして建築から数学までのカリキュラムをリソースとして公開しています。これらの情報はWikiページから無償でダウンロード可能です。 


教育現場でRapManがどのように使われているかをもっと詳しく知りたい方は、以下のブログ・サイトをご覧ください:

<YouTubeより 紹介ビデオ>


2011年7月10日日曜日

BFB ユーザ事例 [企業]

BFB RapMan ユーザ事例- 企業

Robotic Control and Automation 社


  Robotic Control and Automation 社のリチャード・スミスが2009年に1台目のBFB RapManを購入した目的は、新製品開発のプロトタイプを作ることでした。 数週間後、リチャードはRapManは試作だけでなく、少量多品種のリアルなパーツを作るためにも完璧であることに気が付きます。

“我々が良くプリントするパーツは、RJ45ソケットベゼルやLEDベゼルなどの小さなパーツです。 少量で必要な物は、プリントしてそのまま使います。”

  リチャードは様々な製品でRapManのパーツを試しました。 鳥を追い払うロケットの開発では、ブラケット、コネクタ、カップリングなどの異なるパーツをプリントしました。 これによって彼は設計したものを、文字通り、素早く作り、素早くにフィールド・テストできたのです。


  “最新のロボット開発プロジェクトに、我々はRapManを使ってドライブ・スプロケットをプリントしました。 通常市販されているのは直径100mmまでなのですが、RapManがあったので直径120mmのプロケット(のこぎり状のベルト鎖歯車)が作れました。

もしRapManがなかったら、この歯車を作るだけで高いコストがかかったでしょう。 部品を外注に頼っていれば、コストだけでなく、数週間という時間も余計にかかったはずです

2011年7月6日水曜日

月球儀-希望の光、影のない月の明かり

ProJet HD3000にて試作モデルを製作した、デザイナー NOSIGNER 氏の作品 「月球儀 -The Moon」が、ロスアンジェルスにて開催された「Dwell on DESIGN」に出展され、高い評価を受けました。先日のDMS展でも弊社ブースにて出展した、大変美しい作品です。



* LED Moon shines message of hope, no dark side to see
 http://www.engadget.com/2011/06/30/led-moon-shines-message-of-hope-no-dark-side-to-see/

 http://dod.dwell.com/people/704
*K's Design 紹介ブログ
 http://ameblo.jp/ksdl/entry-10939824699.html

2011年7月1日金曜日

BFB 3000 *** 30万円台の3Dプリンターとして注目

DMS展にてスリーディー・システムズのブースにお越しいただいた皆様、有難うございました。新製品やデザイナの作品、そしてユーザ事例のパーツなど、如何でしたでしょうか?

ブースの隅にありちょっと目立ちませんでしたが、BFB-3000という3Dプリンターは、海外では30万円台から販売されており(キット売りは10万円~)、ひそかに注目を浴びておりました。



ちょっと面白い記事を発見しました。

BFB $3000 3D Printer Gives HP Designjet a Run for the Money

アメリカなど海外では、HP社がS社の3DプリンターをOEMで販売し話題になっていますが、それとBFB-3000を比べた記事です。もちろん、単純比較はできませんが!!

ただ、価格でいうと BFB-3000が$3000程度、HP Designjetが$17,000ということで、BFB-3000が5-6台買える値段です。

しかし・・・
造形エリアは、BFB-3000 が275 x 275 x 210 mm 、
HP Designjetが203 x 152 x 152 mm
積層ピッチは、BFB-3000 が0.125mm、HP Designjetが0.25mm
と、決して安いから小さくて粗い、、、というわけでもありません。

さてさて、それではBFB-3000で、どんなものができるのでしょう?
ABS, PLA(ポリ乳酸:バイオ由来)でいろんな色の材料があります
大きな教会の模型。13パーツに分けて作って、組み上げたようです。
よくラピッドプロトタイピングで使われるブレードの形状
ウォルト・ディズニーさんの顔、ということです。
黄色いパーツがBFBで作ったパーツ

こんな感じです。やすりをかけたり、塗装したりすると、なかなか綺麗になるらしい。

そして次のバージョンでは、材料の色を2色で作れるとか!? 白いケースの中央に真っ赤なハートとメッセージ、なんていうギフトケースを、作れちゃいますね。