2011年7月11日月曜日

BFB - ユーザ事例 [ホビー]

ユーザ事例 [ホビー]

ラジコン・ヘリコプター

3DプリントしたABS樹脂パーツを搭載したリモコン・ヘリ
  トニー・フレッチャーは、RapManのマシン設計やファームウェア開発をやっている初期からBFBに関わっています。長い間、彼は自分のラジコン・ヘリコプターを自分で作って飛ばしたいと思っていました。以前からラジコンのキットは大変高価で、パーツは扱いにくく、飛ばすのも大変でした。

  “小さいPicoZヘリコプターを見てから、別の方法に興味が移り、450個のクローン・キットのいくつかをプリントできないかと思うようになりました。小さいソリッド・ステートのジャイロがあれば、電気制御で動くようになります。プロジェクトはローターヘッドのデザインから開始しました。これがうまくいけば、他のパーツも作る予定でした。”

“RapManを使って、黄色いABS材料でパーツを作りました。これならば十分負荷に耐えられそうでした。このアプローチの素晴らしい点は、デザインのトライアルが自由にできることです。設計して、プリントして、分析して、とても安いコストでパーツを改良できました。私に必要だったのは、できたパーツを少しだけ研磨することだけでした。”

“BFB RapManはとても汎用的なマシンなので、様々な種類のパーツが生産できました。”

トニーは結局ヘリコプターの全ての樹脂部品をプリントしたパーツに置き換えました。その過程についてはRapManのブログに書いてあります。

ヘリコプターは完璧に飛びました!YouTubeのビデオはBFB 3Dプリンターでラジコンの玩具を作るという可能性についてデモしています。リモコン・ ヘリコプターは3Dプリントされたローターヘッドを使っていますが、ビデオでわかるように、全く問題なく動いています。ラジコンマニアにとって、これはとても魅力的なアプローチです。

●トニーのブログより抜粋:

  オリジナルのモデルでは、シャフトやフライバーは軟らかい金属でできていたためたわみが発生し、クラッシュの際にエネルギーを吸収するようにできていました。ローターヘッドの樹脂に小さなクラックを見つけましたが、おそらく振動が大きすぎてできたもののようでした。シャフトとヘッドの間も少し隙間があり、これがローターブレードの中心をずらしているようでした。

主な問題点の改善のために、ローターヘッドを設計し直して強度を加えました。ローターブレードホルダーの切断面積を増やして、ブレードとベアリングとの適合を強くしました。この写真は、ヘッドアセンブリの全てのパーツを撮ったものです。樹脂パーツは全てデザインし直しました。

BFBで3Dプリントしたヘッドアセンブリの全パーツ
十字の形状のものがローターヘッドですが、全ての方向に強度のある単独のピースをデザインするのは不可能で、中央のサドルと2個のリングをコアに接着して補強をしました。

オリジナルパーツの穴はハンド・ドリルで開けたので、正確ではなかったのですが、新しいパーツはドリルで直線になるように作りました。テスト装備は新しいパーツで再アセンブルし、改善はすぐに見られました。なお、組み立てたヘリはとても安定しており、フル・スピードでも振動が出ませんでした。

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