2019年4月18日木曜日

Geomagic Design X 2019 リリース -スケッチとモデリング-



 今回は『スケッチとモデリング』というテーマでお伝えします。
モデリングの土台作りとなるスケッチ作成機能でユーザービリティのが向上と、ハイクオリティサーフェースを作成する際に必要な機能追加が行われています。



押出し形状のCADデータや設計モデリングを作成する際に、2D図面となるスケッチを作成します。このスケッチを作成する際に便利な機能として拘束条件があります。拘束条件コマンドは2D図面を作成する際の補助機能として、スケッチ要素に対し関連性を定義する場合に使用する機能です。例えば直線を水平方向にスナップさせたり、水平や平行な直線など寸法の拘束を定義する場合にも使用します。



この拘束条件を使用するには、従来は右クリックでメニューを呼び出す必要がありました。Design X 2019ではリボンツールバーに常駐しておりますので、ツールコマンドからダイアログを直接開くことができるようになり操作の工程が少なくなりました。



拘束条件に中間点・対称・平行が追加されました。中間点はスケッチ要素の中間の位置でスナップし、対称は中心線を作成した後に定義すると対象形状に拘束されます。平行は以前からありましたが、複数点の端点にも適応できるようになりました。



寸法を定義するときに使用するスマート寸法は、測定データから抽出した小数点以下の数値を手動で入力し修正していましたが、プルダウンメニューから指定しておけば、自動的に丸めることができるようになりました。寸法の調整に手間が省け効率的になっています。



3Dスケッチの曲線を調整する方法としてスプライン点を移動させる方法がありましたが、制御点を移動する方法が追加されました。曲線を全体の傾向を見ながら調整することができるので、高品質なサーフェースを作成するときに有効です。



ロフトウィザードコマンドでサーフェスを作成する際に、スプラインポイントの数を調整する機能がプレビュー中の状態で追加されました。この機能により表面偏差と表面品質のバランスを取りながら、スプラインポイントの数を調整することのワークフローを効率化します。偏差の少ない形状を重視するのか、サーフェースの品質を重視するのかを視覚的に確認しながら調整することができます。


無料トライアルとして15日間を制限ない機能の状態で使用することができます。
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Geomagic.sales.japan@3dsystems.com

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