- ダイレクト金属プリンティングプラットフォームで、認定 Scalmalloy (A) および認定 M789 (A) による高強度で耐腐食性の部品の積層造形を促進する企業
- アプリケーションイノベーショングループではお客様の材料認定のためのサービスを提供し、イノベーションと市場投入までの時間を短縮
サウスカロライナ州ロックヒル、2021 年 9 月 2 日 – 3D Systems (NYSE:DDD) は本日、業界をリードする材料ポートフォリオに認定 Scalmalloy (A) および認定 M789 (A) の 2 つの材料を追加したことを発表しました。これにより、航空宇宙、モータースポーツ、自動車、半導体、エネルギー、モールド作成などの市場での積層造形アプリケーション向けに、要求の厳しい工業用途の高強度で耐腐食性の部品の実現を促進します。当社のお客様は、今回発表された金属積層造形用に最適化された高度な材料をダイレクト金属プリンティング (DMP) プラットフォームに使用できます。さらに、3D Systems では材料メーカーである APWORKS 社および voestalpine BÖHLER Edelstahl 社と協力して、これらの材料を同社の金属 3D プリンティングテクノロジで使用するための認定を取得しました。お客様は当社のアプリケーションイノベーショングループ (AIG) と協力して、これらの材料を当社の DMP Flex 350 および DMP Factory 350 プリンタで使用するための認定を効率的に行うことができるようになり、市場投入までの時間を短縮することで競争上の優位性をもたらします。
Scalmalloy®
Scalmalloy は、高強度のアルミニウム合金で、基準材料である AlSi10Mg を大幅に上回る 520 MPa の引張強度と 480 MPa の降伏強度を持っています。高強度の Scalmalloy は、重量効率の高い耐荷重コンポーネントの積層造形に最適です。当社の DMP Flex 350 および DMP Factory 350 金属プリンタ用の 3DXpert® ソフトウェアで利用できるように開発されたビルドスタイルにより、この材料を使って高強度で耐腐食性のアルミニウム部品の生産を促進することができます。さらに、Scalmalloy を使用して生産した部品は後工程で化学的な洗浄が可能で、表面の残留物を除去することで最終部品の表面仕上げを最適化できます。この材料に最適なアプリケーションは以下の通りです。
- 航空宇宙: パッシブ型 RF コンポーネント (フィルタ、導波管など)、軽量構造部品
- モータースポーツおよび自動車: 金属構造コンポーネント (サスペンションブラケット、トランスミッションケーシングなど)、エネルギーおよび流体管理
- 半導体: 流体フロー (マニホールドなど)、熱管理 (冷却ノズル、ウエーハテーブルなど)
「積層造形で Scalmalloy から部品を製造できる能力を当社のポートフォリオに加えることは、特に当社の航空宇宙分野のお客様にとって重要な一歩です」と 3D Systems の航空宇宙および防衛部門担当副社長である Michael Shepard 博士は述べています。「Scalmalloy は、非常に魅力的な強度重量比を持ち、従来からある多くの高強度アルミニウム合金よりも 3D プリントに適しています。航空宇宙のアプリケーションには理想的な性能であり、お客様が 3D プリントした Scalmalloy コンポーネントで、技術革新の限界にどのように挑み続けるのかを楽しみにしています」
サスペンションロッカーは、3D Systems の DMP Flex 350 金属 3D プリンタで、認定 Scalmalloy (A) を使用して生産されました。 金属積層造形用に特別に開発された高強度のアルミニウムによって、金属構造コンポーネントをさらに軽量化することができます。 |
M789 (BÖHLER M789 AMPO)
3D Systems のお客様は、M789 によって 52 HRC までの焼入れが可能なだけでなく、コバルトフリーで高強度のモールドおよびツールを生産することができます。3D Systems は、パートナーである GF Machining Solutions 社の協力により、DMP プラットフォーム向けに M789 の認定を取得しました。これにより、高度なアプリケーションの開発のために高強度で耐腐食性のあるツール鋼が必要なお客様の要望に応えることができます。このような部品は、反復的な製造プロセスの過酷な条件および湿度の高い地域での使用にも耐えることができ、長期的な使用に最適です。この材料に最適なアプリケーションは以下の通りです。
- モールド作成: コンフォーマルクーリングによるモールドインサート
- エネルギー: ドリルガイド、切削ツール
- 自動車: タイヤモールド、ドライブトレイン部品、車軸コンポーネント
「自動車業界のお客様は、技術革新を進め、さらに加速するために積層造形への信頼が高まっています」と、3D Systems の輸送およびモータースポーツ担当のセグメントリーダー Kevin Baughey は述べています。「当社の金属 3D プリンティングソリューションの一部として M789 を採用することで、自動車業界のお客様により高い精度がもたらされます。これにより、コンフォーマルクーリングのダイインサートやタイヤトレッドのモールドなど、高忠実度の薄壁を必要とするアプリケーションにこのテクノロジを使用することで競争上の優位性がもたらされます」
エアベント用の高強度のモールドインサートは、認定 M789 (A) コバルトフリーのツール鋼を使用して金属積層造形によって生産されました。 統合コンフォーマルクーリングチャネルによって全体的な射出成型の経済性を向上しながら、熱拡散の管理、均一な冷却、反りや変形の抑制を実現します。 |
9 月 13 日~ 15 日にシカゴのマコーミックプレイスで開催予定の RAPID+TCT 2021 では、3D Systems のブース E7601 にて、これらの材料のメリットを詳しくご紹介します。来場者の皆様には、これらの新材料を使用して生産された部品をご覧いただくだけでなく、Scalmalloy および M789 を使用してお客様特有のアプリケーションの課題をどのように解決するか、当社のアプリケーションの専門家とお話しいただく機会もあります。このイベントの詳細については、当社のウェブサイトをご覧ください。
将来の見通しに関する記述
本リリースの特定の記述は、過去または現在の事実の記述ではなく、1995 年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内における将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、業績または成果が過去の結果あるいは将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される将来の結果または予測と大幅に異なる可能性がある既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因が含まれます。多くの場合、将来の見通しに関する記述は、「確信する」、「信念」、「期待する」、「可能性がある」、「はすである」、「推定する」、「意図する」、「予期する」または「予定である」などの用語あるいは類似用語の否定形により特定できます。将来の見通しに関する記述は、経営陣の信念、仮定および現在の期待に基づいており、当社の信念に関する注釈および当社の事業に影響を及ぼす将来の出来事や動向に関する期待が含まれる場合があるため、必然的に不確実なことがあり、それらの多くは当社の管理範囲の対象外です。3D Systems の米国証券取引委員会への定期提出書類の見出し「将来の見通しに関する記述」および「リスク要因」に記載されている要因、およびその他の要因により、実際の結果は将来の見通しに関する記述に反映または予測された結果と大幅に異なる可能性があります。経営陣は将来の見通しに関する記述に反映された期待が合理的であると確信していますが、将来の見通しに関する記述は将来の業績や結果を保証されるものでも、信頼されるべきものでもありません。また、そのような業績や結果が達成される時期を正確に示すものであるとは必ずしも証明されません。記載された将来の見通しに関する記述は、記載日時点のものです。3D Systems は、将来の展開、その後の出来事または状況、あるいはその他の結果にかかわらず、経営陣または経営陣に代わって示された将来の見通しに関する記述を更新または見直す義務を負いません。
3D Systems について
30 年余り前、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードするアディティブマニュファクチャリングソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。
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