2015年8月7日金曜日

リバースエンジニアリングに挑戦!(前篇)

毎日暑い日が続いておりますね。
熱中症等にかからないよう、皆様こまめに水分補給をなさってくださいね。

さて、今まではCaptureでのスキャン方法をご紹介してまいりましたが、
今回はリバースエンジニアリングに挑戦をしてみたいと思います。

こちらの画像は、ドライバーのグリップをCaptureでスキャンしたものです。




左側の差込口から+や-のドライバーを差し込む事で、色々なサイズのドライバーが使用できるようになっています。

とても便利な道具なのですが、グリップが少々短い為、用途によっては作業がしづらい時がありまして。。。

それなら新しいグリップを作ろう!という事で今回の企画が立ち上がりました。

まずは、スキャンデータを基にスケッチを作成します。
今回のモデリングでは[Geomagic®Design™X]を使用しております。
こちらの画像は、ドライバーの差込口の断面になります。
スキャンデータに沿うように、スケッチ線を作成しました。




作成したスケッチを押し出したり カットしたりしながら、形を作っていきます。

最後に、フィレットで角を丸めて、完成です。

もともとのグリップのおよそ倍の長さになりました。

こちらのデータを、3Dプリンターの[CubePro®]で出力してみると、、




なかなか悪くない出来上がりのように思えますが、デザインがイマイチだったようで
差込口が少々大きくなってしまい、ドライバーがぐらついてしまいました。。
残念ながら、このままでは使えそうにありません。

次回はこの問題を解決するために、デザイン修正をしてみたいと思います!!

ではまた。

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