今回は 2D 比較のカラーマップ断面を使った検査です。
- 2D 比較について
2D 比較は偏差を確認したい場所に断面を設定します。
カラーマップとベクトル表示により偏差傾向を確認することができます。2D 断面で見ることで偏差の傾向がより分かりやすくなります。
CAD データと測定データを位置合わせし、断面を設定しているところ |
2D 比較のオプションを設定し 2D モードに切り替えます。
2D モードに切り替えると、カラーマップで偏差が表現されています。CAD データと測定データの離れ量を比較し確認することができます。
暖色は CAD 表面に対して凸方向、寒色は CAD 表面に対して凹み方向で離れています。
2D モードに切り替えると、カラーマップで偏差が表現されています。CAD データと測定データの離れ量を比較し確認することができます。
暖色は CAD 表面に対して凸方向、寒色は CAD 表面に対して凹み方向で離れています。
断面を拡大して離れ量を比較し確認します。 |
確認したい個所をより詳しく情報を得るときは、確認したい部分を選択することで詳細を確認することができます。
下の画像では3か所を選択し、選択した場所による違いを表示しました。
この時にタグが表示され判定色の OK・NG が緑・赤・黄色で表示されます。
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CAD データと測定データを重ねてカラーマップで偏差を確認した結果、CAD データの側面は垂直につくられていますが、測定データ(現物)の方は抜き角の角度がついていることが分かりました。3D のカラーマップでは分かりにくいところも 2D のカラーマップなら形状の傾向まで見ることができました。
次回は
『Geomagic Control X 製品についてのご紹介④』 3DGT&T 幾何寸法・公差を紹介します。
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