RAPID
+ TCT 2017 プラスチック積層造形におけるリーダーシップを加速する新製品、材料を発表しました。
新しいマルチジェットプリンター
ProJet®MJP 5600を発表しました。造形スピードを最大2倍速くし、ビルド量を増やし、他社のマルチマテリアル3Dプリンターに比べてパーツコストを最大40%削減します。1 ProJet MJP 5600には新しいソフトウェア3D Sprint™2.5が搭載されており、ビルド時間と材料使用の見積り機能を改良し、生産性を向上させています。
ProJet MJP 5600は、プロトタイプ製作、機能テスト、医療モデリングに使用される高精細な部品を提供するクラス最高のジェッティング技術を備えています。このシステムのマルチマテリアル機能により、剛性材料やエラストマー材料をボクセルレベルでデジタルブレンドして、アセンブリ、ゴムライクパーツ、治具などの幅広い用途に優れた機械的特性を実現します。
ソフトウェア 3D Sprint と組み合わせることで、ProJet MJP 5600は、単一部品内の別々のシェルに異なる材料ブレンドを割り当てることもできます。
また、ProJet MJP 5600の新しいプラスチック材料 ブラック高剛性タイプ
VisiJet® CR-BKを発表しました。これにより、最も要求の厳しい製品設計や機械的性能の高い部品を生産する新しい機会を拡大します。
ProJet MJP 5600は、64ビットOS、10インチ大型ディスプレイ、複数のビルドを同時にスライスするオンボード機能により、ProJet MJP 5500Xに比べ、より優れたユーザーエクスペリエンスとより速いジョブ処理速度を提供します。
ProJet MJP 5600は、2017年6月に出荷開始予定です。
3D Systems社 シニアバイスプレジデント兼Plasticsゼネラルマネージャー Jim Ruderは、次のように述べています。
「お客様に対して、低コストでより速く、より良い部品を生産できるソリューションを提供することにより、3Dマルチマテリアルプラスチックプリンターにおける当社のリーダーシップを拡大します。」
新しいSLA材料で市場機会を拡大
2つの新しい光造形(SLA)材料も発表しました。
風洞モデル、組立および溶接設備に適しています。
· Accura
Phoenix は、ProJet 6000/7000向けとして、優れた透明性と耐高温性を備えており、複雑な自動車パーツやその他のアプリケーションでの高温流体フローの視覚化に最適です。
ルノー・スポーツ・フォーミュラワン・チーム 積層造形マネージャー Patrick Warner氏は次のように述べています。
「当社は、高性能な風洞モデルを大量に生産して試験することに長けています。Accura HPCは、空気力学
的試験で信頼できる結果をもたらし、高い生産スピードにより、私達は週に何百ものパーツを試験し、
車の性能を向上させることが可能になりました。」
新しい3D Sprint 2.5ソフトウェアで画期的な生産性を実現
3DSystems社は、大幅な生産性の向上、パーツ品質の改善、ユーザーのコスト削減を実現するため、3D Sprint 2.5
ソフトウェアを発表しました。 ProJet
MJP 5600とともに、当社の現在のSLA、MJPおよびCJPプリンターをサポートしています。
SLAプリンターの3D Sprintは、ユーザーの時間、コストを節約し、優れた品質を提供します。 3D Sprint 2.5の
スマートサポート技術は、取り外しを容易にし、表面仕上げを改良し、材料を節約するための高効率なサポートを提供します。
さらなる生産性と品質の向上は、ソフトウェアのスライス・アルゴリズムの大幅な改善によってもたらされます。
より直感的なインタフェースにより、合理化されたコスト効率のよい操作を可能にし、全体のコストを下げるトータル
ソリューションが実現します。
3D Sprint 2.5の先行ユーザーからのフィードバックは、他のパーツ・プリパレーション・ソフトウェアと比較して、
サポート生成とプリント・スライシングで75%以上の時間を節約することが可能になったとあげています。
Amcor Rigid Plastic社 シニア・デザイン・エンジニア Brad Philip氏は、次のようにコメントしています。
「3D Sprintは、既存ソフトウェアより大幅に改善されています。ビルドをスライスすると60倍も高速になるだけでなく、直感的にビルド生成と操作を行えるようになりました。」
SLA、MJP、CJPの既存ユーザーには、今週より無償で3D Sprint 2.5のライセンスを提供する予定です。
3D Sprint 2.5のライセンスは、サポートされている各新しいプリンターにバンドルされ、購入可能なライセンスが
追加される予定です。
ハイブリッドデザインソフトウェアGeomagic
Freeform 2017
3D Systems社はまた、業界で最も包括的な3Dハイブリッド設計ソフトウェア
Geomagic® Freeform® 2017を発表しました。このソフトウェアは、複雑な設計や製造上の課題を1つの
プラットフォームで解決するためのものです。
Geomagic Freeformが優れている領域の1つは、一般的に積層造形による生産のために、パーツの大量カスタマイゼーション用に設計されています。パーソナライズされたソリューションの設計は面倒ですが、Geomagic Freeform 2017には、デザインのパーソナライズされたバリエーションのための繰り返しプロセスを高速化する生産ワークフローが含まれています。新機能には、既存のモデルの表面に正確にフィットまたはオフセットする3Dテキストラベル、新しいデザインコンポーネントを作成する機能があり、別のオブジェクトにモールドフィットする必要のあるパーツを設計する場合に便利です。生産ワークフローでは、この新しいリリースから効率性とユーザビリティが向上します。
Geomagic Freeform 2017は6月初旬にリリースする予定です。
3D Systemsは、5月9日~11日までピッツバーグで開催している「RAPID + TCT 2017 」(ブース:2525)にProJet MJP 5600、新しい光造形(SLA)材料、3D Sprint 2.5ソフトウェア、Geomagic Freeform 2017、航空宇宙、自動車、医療、歯科、耐久消費財、エンターテイメント向けのend-to-end マニュファクチャリング・ソリューションを展示しています。また、スケーラブルで完全に統合された積層造形のための3D Systemsの新しい生産プラットフォームFigure 4 も展示しています。
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