- SLS 380 が、AMT とのパートナーシップにより、今までに例のないスループット、一貫性、性能、生産量を誇る部品を提供する最新の SLS ソリューションを確立
- 新しいデュアルレーザー、DMP Flex 350 および DMP Factory 350 が、造形時間を短縮し、ヘルスケアおよび産業向け生産用途を加速
- DMP Flex 200 のより大きな造形プレートと強化されたレーザーにより、業界最高レベルの表面仕上げ、卓越した精度、再現性をデンタル用途で実現
- 3DXpert® 17 – (Oqton を介して AM 業界全体に供給) – 生産量を増大し、プリント時間を短縮する生産ワークフロー向けの部品設計を加速する新機能を搭載
- Figure 4® Rigid 140C Black が自動車および産業向けの新しい用途を生み出し、他の利用可能なソリューションと比較して、最終部品の提供を最大 75% 高速化 (日本販売未定)
米国サウスカロライナ州ロックヒル、2021 年 11 月 15 日 - 3D Systems (NYSE:DDD) は本日、お客様の成功を高めるために、産業を活性化するように設計された数々のイノベーションを発表しました。同社は、高スループットの 3D プリント技術、業界をリードする後処理、改善されたアディティブマニュファクチャリングソフトウェア、新しい量産グレードの感光性樹脂を提供する新たなパートナーシップを導入します。これらの最新のイノベーションを、同社の アプリケーション・イノベーション・グループ (AIG) の専門知識と組み合わせることで、3D Systems は、お客様が限界に挑戦し、ヘルスケアおよび産業市場におけるアディティブマニュファクチャリング(AM) の性能と生産性を向上させることを支援しています。
工業スケールの SLS ソリューションにより、再現性の高い最終用途部品を実現
3D Systems は、ハードウェア、ソフトウェア、材料、サービスで構成される AM ソリューションの設計および提供を通じて、企業のビジネスイノベーションの加速を支援します。同社は本日、次世代の粉末焼結積層造形法 (SLS) ワークフローを発表します。3D Systems の新しい SLS 380、3D Sprint®、DuraForm® 材料と AMT の PostPro® を組み合わせて、今までに例のないレベルのスループット、一貫性、性能、生産量を誇るコスト効率の高いバッチ生産方式の部品を実現します。
SLS 380 は、3D Systems の次世代 SLS ワークフローの一部であり、今までに例のないレベルのスループット、一貫性、性能、生産量を誇るコスト効果の高いバッチ生産方式の部品を実現します |
SLS 380 は、高レベルの再現性、スループットの向上、運用コストの削減を実現し、より効果的で効率的なデジタル製造を可能にします。SLS プリンタは、個別にキャリブレーションされた 8 つのヒーターを管理するカスタムアルゴリズムと、毎秒 100,000 以上の熱データサンプルを取得する内蔵の高解像度 IR カメラを利用して、造形チャンバ内の熱均一性を管理、監視、制御します。
この新しいプラットフォームの一環として、3D Systems は、新しい材料品質管理 (MQC) システム、MQC 600 も導入します。MQC により新鮮な材料とリサイクル材料の最適な比率を保証し、MQC 600 は、最大 4 台のプリンタに同時に材料を供給するように最適化されており、材料の無駄を最小限に抑え、オペレータの介入をなくします。同社は、2022 年第 1 四半期に SLS 380 の一般提供を予定しています。
ワークフローを完成させるために、3D Systems は AMT の製品ラインを再販し、完全に自動化された後処理ワークフローを提供します。AMT の PostPro 工業スケールの SLS 後処理システムには、完全に自動化された脱粉および化学蒸気スムージングソリューションが含まれており、部品の品質と機械的性能を最適化するとともに、効率を向上させます。PostPro は、部品のバッチ洗浄とスムージングを可能にするため、リードタイムと製造コストを削減し、工場を拡張可能にします。
強化された DMP 構成により、ヘルスケアおよび産業用用途のイノベーションを加速
3D Systems のダイレクト金属プリンティング (DMP) プラットフォームは、化学的純度が高く非常に強い部品を製造できることから、業界をリードする技術として認められています。その結果、世界最大手のメーカーの多くが、同社の金属アディティブマニュファクチャリングソリューションを活用して、重量を軽減し、機能を強化し、組立てを簡易化した製品、コンポーネント、ツールを製造しています。
同社は本日、造形時間を最大 50% 短縮し、低コスト化に寄与する 2 つのレーザーを搭載した DMP Flex 350 Dual および DMP Factory 350 Dual を発表します。これらの最新製品を同社の DMP ポートフォリオに追加することにより、柔軟な使用用途、クイック-スワップ造形モジュール (DMP Flex 350 Dual)、統合型粉末リサイクル (DMP Factory 350 Dual)、プリントジョブ、材料、設定、24 時間 365 日の生産性を実現するためのメンテナンスを管理する集中サーバーなど、単一レーザー構成によるメリットを維持します。さらに、同社の例のない真空チャンバにより、アルゴンガスの消費量を大幅に削減するとともに、クラス最高レベルの酸素純度 (<30 ppm) を実現します。DMP Flex 350 Dual および DMP Factory 350 Dual は、医療機器、航空宇宙、ターボ機械、半導体、自動車、モータースポーツといった様々な用途のイノベーションの加速を支援します。これらのプリンタの一般提供は、2022 年の第 1 四半期を予定しています。
DMP Factory 350 Dual は、統合粉末管理と 2 つのレーザー構成を搭載しており、生産性の向上と運用コストの削減を実現します。 |
DMP Flex 200 が、幅広いデンタル用途で優れた品質を実現
DMP Flex 200 は、高品質、小型、複雑、微細な金属部品の積層造形向けに設計されており、翌日に脱着可能な義歯 (RPD)、クラウン、ブリッジ、インプラントバーといったデンタル用途に最適です。DMP Flex 200 には、500W のレーザー光源と、プロセスチャンバ内でのねじ管理を不要にする造形プレートクランプ機構を装備したより大きな造形サイズ (140 x 140 x 115 mm または 5.51 x 5.51 x 4.53 インチ) が搭載されています。3D Systems は2022 年の第 1 四半期に DMP Flex 200 の発売を予定しています。
500W のレーザー光源とより大きな造形サイズを搭載した DMP Flex 200 は、高品質、小型、複雑、微細な金属部品のアディティブマニュファクチャリング向けに設計されており、翌日に脱着可能な義歯 (RPD)、クラウン、ブリッジ、インプラントバーに最適です |
3DXpert® 17 が、トポロジの最適化と機械学習により生産を加速
3D Systems の DMP ポートフォリオを生産ワークフローに統合しているお客様は、Oqton が提供する 3DXpert 17 の強化された機能の恩恵も受けることができます。9月に発表した Oqton の買収により、3D Systems は、自社の AM ソフトウェアプラットフォームスイート全体をアディティブマニュファクチャリング業界に提供できるようになります。3DXpert は、部品の準備と最適化を迅速に行うための業界で最も強力な統合ツールです。アディティブマニュファクチャリンのための迅速な設計 (DfAM) を可能にすることで、生産時間を短縮し、部品の精度を向上します。新バージョンに搭載された機能は、生産量を増大し、プリント時間を短縮することで部品設計を加速します。3DXpert 17 の一般提供は 2021 年第 4 四半期を予定しています。
Figure 4® Rigid 140C Black が新たな自動車および産業用途を生み出す
3D Systems の材料ポートフォリオで起きている急速なイノベーションは、お客様が様々な新しい生産用途に対応することを可能にしています。3D Systems は本日、Figure 4 Rigid 140C Black を発表しました (日本販売未定)。さまざまな環境で長期的な機械的安定性を備えた量産グレードの部品を提供するために設計された、2 液性エポキシ/アクリレートハイブリッド材料です。この革新的な材料は、特許取得済みのフィラーで作られており、射出成形されたポリブチレンガラス繊維 (PBT GF) に匹敵する剛性を備えています。Figure 4 Rigid 140C Black の熱変形温度は 1.82 MPa で 124°C であり、最終用途のクリップ、カバー、コネクタ、ハウジング、ファスナー、電気ラッチ、ボードコネクタなど、自動車のボンネット下や車内での用途にとって非常に魅力的な材料です。Figure 4 Rigid 140C Black で生産されたボンネット下コンポーネントは、高温作動温度 (HTOL) テストを受けた際に優れた信頼性を示しました。これらの部品は部品間の摩擦も良好で、材料が構造的な特性を維持するため、レバー、ノブ、クラッチなどの産業用途に最適な素材です。
このセンサーハウジングのように、Figure 4 140C Black で製造されたボンネット下コンポーネントは、HTOL テストを受けた際に優れた信頼性を示しました |
Figure 4 Rigid 140C Black は ASTM D4329 規格と ASTM G194 規格に準拠した、屋内環境使用 8 年および屋外環境使用 1 年半に相当するテストを受けました。この材料と 3D Systems の Figure 4 テクノロジを組み合わせて使用するイノベータは、優れた表面品質、精度、再現性を備えた量産部品を作成できるだけでなく、同社の効率的な熱硬化プロセスにより、最終部品までの時間を短縮することができます。メーカーは、競合他社のシステムで提供される他の類似材料のように部品を塩漬けにせずとも、135℃ で 3 時間、二次熱硬化を行えるメリットを享受します。さらに、競合他社のシステムで提供される他の類似材料の場合、8 ~ 12 時間必要とする硬化時間が、約 75% 短縮されます。
3D Systems のアディティブマニュファクチャリン部門の最高技術責任者である David Leigh 博士は、次のように述べています。「Formnext で、同業他社の皆様、協力者の皆様、お客様にお目にかかり、アディティブマニュファクチャリングポートフォリオの新たな製品強化をご紹介できることを嬉しく思います。私たちは、お客様が最も難しい生産用途に取り組む際に役立つコアテクノロジへの投資を継続しています。一年の終わりが近づいていますが、大きな期待を持ち、自分たちだけでは成し得ないことを自覚しながら、今後の展開を楽しみしています。私たちは、同業他社の皆様との協力を通じて、私たちの製品や専門知識を結集し、私たちが提供するソリューションを根本的に変革することで、アディティブマニュファクチャリングの世界を変える一端を担う素晴らしい機会を見い出しています」
3D Systems は、Formnext 2021 の自社ブース (Hall 12.1 D101) で、これらの新しいテクノロジやソリューションを紹介します。詳細については、同社ウェブサイトをご覧ください。
将来の見通しに関する記述
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3D Systems について
30 年余り前、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードするアディティブマニュファクチャリングソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。
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