2022年2月21日月曜日

自治体が支援するものづくり関連情報 6 富山

今回は富山県の公設試情報をお届け。県内の設備の充実っぷりにも驚きますが、デジタル化への取組みや、そうした活動や設備の案内、利用情報などの情報発信力がすごいなと思いました。紹介したい動画やコンテンツがたくさんあって、ピックアップするのも難しいのですが、今回はとくに分かりやすい、楽しい、というものをセレクトしました (^ ^)

富山県産業技術研究開発センター の情報は YouTube の 富山県公式チャンネル が分かりやすいです。チャンネル内で「産業技術」で検索すると、同センターの紹介や事例がたくさん出てきます。

まずは、ものづくり研究センターの総合案内ともいえるこちらの動画。所有する設備や取組みが紹介されていますが、どういう機械が何に使われるのか、何ができるのかが分かりやすく説明されています。
3Dプリンタ―としては 金属プラスチック の粉末焼結式(粉末の材料にレーザーを当てて融解焼結する方式)があるんですね。3DスキャナとしてはX線CT、非接触のアーム式レーザー、接触のCMMと充実しています。CTならモノの内部までデジタル化できますし、アーム式レーザーなら手早く外観を、CMMなら精巧な寸法を取得することができます。

富山県産業技術研究開発センター ~デジタルものづくりラボ~

ありそうでなかなか無い、設備を利用している企業の声も紹介されています。「公設試に高機能な機材があるのは分かったけど、はたして自分のビジネスに効果のある支援・設備があるのかがいまいちピンとこない」という方はこの動画がオススメ:

富山県産業技術研究開発センター設備活用事例 ~次世代自動車部材の開発~


そしてライターが一番好きな動画はこちらです (^ ^)
他の動画を見てから見て頂くと分かるのですが、他の動画とは違ったテンションのナレーションで楽しいです。楽しいだけではなくて、どういった機器でどういったことができるのかも紹介されていますよ。

富山県産業技術研究開発センター ~最先端のものづくり技術で富山から世界へ~ センターのココがスゴイ!


また、富山県では産業技術センターの他に 富山県総合デザインセンター というデザインにフォーカスした別の施設もあるのですが、こちらでも非接触カメラ式の3Dスキャナーと石膏粉末積層の3Dプリンタ―、プラスチックのインクジェット式の3Dプリンタ―があるようです。最近 YouTube チャンネル を開設されたそうですので、今後の発信にも注目しています。


さて、冒頭に書いたように設備が充実しているのでその分どんな設備があるのか探すのが大変!ということになるのですが、便利なサイトが用意されていました:


このポータルサイトでは富山県の各施設の設備が一括で検索できます。検索もやりやすく設定されており、3Dプリンタ―であれば、「3D」でも「積層」でも「造形」でもちゃんとリストされるのでユーザーに親切に作られていると感じます 。ポータルで検索すると、それぞれの設備がどの施設に置いてあるのかが書かれているので、動画で気になった設備があれば、まずはこちらのポータルで調べるのが早そうです。


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