2011年12月30日金曜日

年末のご挨拶 Holiday Greetings


今年は、東日本大震災とそれに伴う津波、原発事故という未曾有の災害により、日本中が深い悲しみと不安感で覆い尽くされた一年となってしまいました。

それでも月日は流れ、そして年の瀬になり、ここにあらためて、被災された方々に謹んでお悔やみを申し上げます。被災地の復興が順調に進まれることを心からお祈りいたします。


2011年の今年、弊社スリーディー・システムズは創立25周年を迎え、ニューヨーク証券取引所への上場を果たし(シンボル:DDD)、ProJet 3000 Plus 超高精細3Dプロフェッショナル・プリンター, ProJet 6000 レーザー3Dプロフェッショナル・プリンター, ProJet 1500 カラー3Dパーソナル・プリンターなどの新製品や、Accura ClearVueなど新マテリアルを発表いたしました。

また、オンデマンド3Dパーツサービスを世界中で拡大するために数々のサービスビューローを買収・合併し、その他にも、Z Corporation, Freedom Of Creation, Alibre Design, The3DStudio.com社など
"3D contents to print" を牽引し、我々のソリューションを拡大・充実させるための買収・合併を行ってまいりました。

厳しい世界経済の中でも、このように成長を続けることができましたのもひとえにお客様、お取引先様、皆様のおかげです。あらためて皆様方のご支援、ご尽力に感謝申し上げます。

2012年もさらに "3D contents to print" を推し進め、皆様のビジネスそして業務のお役にたてるように、さらに精進して参りたいと思います。

来年もどうぞスリーディー・システムズを宜しくお願い申し上げます。

どうぞ良いお年をお迎えください。
Happy Holidays!

【年末年始の業務休業期間】
  2011 年12 月29 日(木)~2012 年1 月4 日(水)
  ※1月5日(木)からは平常通り営業致します。

2011年12月9日金曜日

私も欲しいかも!?3Dプリント・メッシュシューズ

Euromold 2011会場にて、3Dプリンターで作ったテイラーメードの靴を、Geomagic社の創始者であるPing Fuさんがプレゼンテーションしました。

このメッシュサンダルは、Freedom Of Creation社の創始者Janne Kyttanenがデザインし、SLS粉末焼結システムで作ったものです。


よく考えてみると、ボトムソールから踵まで全てメッシュで一体化している靴は珍しいかもしれません。中にLEDなどを入れることもできます(目立ちそう)。強度のあるSLSの材料と3Dプリンタならではの特徴です。

データがデジタルなので、自分の足のサイズをスキャンして、その足にぴったりの靴を自分だけのオリジナルで作ることもできるわけですね。左右のサイズが違ったり、ジャストフィットのサイズがない人には非常に嬉しいサービスです。

通常カスタムメードの靴は手作り品、非常に高額で時間がかかりますが、この方法ならばデータを手直しするだけなので、そうでもないでしょう。しかもオンラインでオーダー可能だし、データさえ管理しておけば、在庫がなくなることもない!もちろん、金型を作る手間がないので、少量から販売可能です。


3D content-to-print の概念を、身の回りのファッショングッズなどに応用すると、そのメリットがとてもよくわかりますね。将来を暗示させる一足です♪

2011年12月8日木曜日

Express Yourself in 3D!

先日行われたEuroMoldで話題になった、"Express Yourself in 3D" インタラクティブ・コーナーのご紹介です。3D content-to-printソリューションとして、会場の入り口で実演されました。


会場を訪れた人から希望者を、Microsoft Kinectを使ってその場で3Dスキャン、その後それをすぐにBFB 3D Touch プリンター(12台が同時プリント!)でプリントアウトします。スキャンした人には、後で自分の3Dプリントモデルがプレゼントされます。

将来、ショップや店舗でのコンシューマービジネスにつながる発想として、注目されました。

PS: このコーナーは、3D Systems社、Geomagic社、Microsoft社、DEMAT社とのコラボレーションです。

2011年12月2日金曜日

Euromold 2011 速報

マーケティング副社長のCathy Lewisが、ビデオで今行われているEuromold 2011の様子をお伝えします!
  • 3Dコンテンツ to プリント
  • 低価格の3Dプリンター
  • 教育への応用
パート1:
Euromold 2011では、この12カ月でスリーディー・システムズがどれだけ進化したかを、"3D contents to print"をテーマに全てご紹介しています。


パート2:
Alibreを中心とした、学生にも使いやすい3Dモデラーで作ったデータを、学生が自分で3Dプリントする体験コーナーです。BFB Rapman, 3D TouchやProJet 1500などのカラー3Dプリンターによって、教育分野にも手軽に使える3Dプリンターのソリューションが広がっています。

2011年11月28日月曜日

3D printed Punch-bag, MoMa collection

Punch-bag は、3Dプリンタで「一体成型で」作った3Dテキスタイルのバッグで、MoMA (The Museum of Modern Art, New York)のコレクション・アイテムになっています。
デザイナはJanne Kyttänen & Jiri Evenhuis 2005、オンラインにて250ユーロで販売しています。

http://www.freedomofcreation.com/shop/order.php?pid=32



これを3Dデータから直接"SLS(レーザ粉末焼結式3Dプロダクションプリンター)"で、どう作ったかのビデオがあります、ご覧あれ。

http://www.flickr.com/photos/freedomofcreation/5168823673/

[ビデオの解説]

1. コンピュータ上で3Dでデザインして3Dデータにします。
2. 3Dデータを、SLS 3Dプロダクションプリンターに送ります。
3. 送られた3Dデータは約0.1mm程度に薄くスライス化(輪切り)されます。このスライスの一番下から順番にプリントされます。
4. SLS装置のタンクには、ポリアミドの微粒子(パウダー)が入っています。このパウダーの上に、スライス化した一番下の層の形状に沿って、レーザー光を当てます。レーザーが当たった部分だけが焼結して固まり、薄い切り絵の紙のような状態になります(粉の中に埋まったままです)。その上にまた薄く粉を敷き、そこにまたレーザー光を当てて2番目のレイヤーを作ります。2番目と1番目のレイヤーは分子レベルで密着して、徐々に厚みが出てきます。
5. これを繰り返していきます。
6. 最後のレイヤーまでが終わると、粉の中に製品が埋まった状態になります。
7. タンクの中から製品を取り出します。
8. 粉をふるい、バッグの本体とハンドルを組み付けます

2011年11月22日火曜日

EuroMold 出展のご案内

Come and Experience



今年も 3D Systems はEuroMoldに参加いたします!(開催は11/29 ~ 12/2)
プロダクトラインやソリューションを増やし、さらに強力となった3D Systemsを是非EuroMoldにてご覧ください。
弊社は、企業、教育機関、ホビー、消費者まで、3Dコンテンツをプリントするための、あらゆる支援をいたします。さらに今年は、ハンツマンのRenShape SLユーザの参加も予定しています。

★ブース・ロケーションは Hall 11, stand F110
  • デザインから製造を支える、装置、オンデマンドのパーツとマテリアル
  • 直観的で低価格のAlibre Design 2012 及びパーソナル・カラープリンター
  • 先進的な医療や、コンシューマーアプリケーション、カスタム化の価値をハイライト
  • 3Dプリンターと材料の幅広いポートフォリオ、そして適用分野の柔軟性
  • "3D content to print"の民主化を進める、弊社のコミット
ブースにて皆様をお待ちしております!

3D Systems Acquire Z Corp and Vidar

米国時間11月21日、3D SystemsはZ Corporation及びVidar Systemsの買収を発表いたしました。

詳しくは、プレスリリース記事まで;

http://www.3dsystems.com/content/news/releases/pdf/112111-3D-Systems-to-Acquire-Z-Corp-and-Vidar.pdf

2011年11月17日木曜日

New York Timesブログより抜粋 「3Dプリントは第二の産業革命をもたらす」

とても興味深いNYTのブログなので、皆さんとshareしたいと思います。

The 3-D Printing Free-for-All

http://bits.blogs.nytimes.com/2011/11/13/disruptions-the-3-d-printing-free-for-all/

ダウンロードって、皆さん、もうすでに普通にやっていますね。音楽や動画や書籍や写真を、PCへ、スマホへ、とっても簡単で一般的です。ただ一方で法的な問題や著作権、コピーライトの問題もあります。

これが三次元になって、実物のコピーが可能になったら?自宅で、今あるインクジェットプリンターの隣に3Dプリンターが置かれていたら?

海外では既に10万円前後の3Dプリンターがあり、個人でも購入している時代です。一方、15,000以上もの3Dモデルが無料ダウンロードできるサイト Thingiverse もあります。しかも毎日新鮮なデータがアップされています。3Dプリンターを持っていれば、webから3Dモデルをダウンロードして"print"ボタンを押せば、それが実物としてコピーでき、貴方の手の平に届きますね?
 
もしくは、フリーのデータをダウンロードし、自宅で3Dプリントし、それにちょっと塗装をして5000円でオンラインで販売してもいいんです。

ある人はこれを「第二の産業革命」と呼びます。

それはつまり、ものづくりの在り方を変えるだけでなく、所有権やコピーライトの在り方も問い直される可能性があるからです。こんなことをすれば法律違反だと思いますか?実は違うんです。

コピーライトはデザインや審美性などは保護しますが、単純に機能的なものはその範囲外です。例えば持っているマグカップを焼き物のクラスに持って行って、全く同じものを作っても問題にはなりません。

(中省略)

カリフォルニアのPalo Altoにある Institute for the Futureで最近出版されたレポートの “The Future of Open Fabrication" では「3Dプリントは製造のビッグバンである」と述べています。




その理由は・・・現在は製造はほとんど海外で行われており、そこから空輸や船便で商品が送られてきますが、3Dプリンターによって、物を輸送せずとも、3Dのファブリケーション・ラボさえあればオブジェクトをローカルでプリントアウトして届ける、ということができるからです。(注:これは、一般的な話しとして言っています、実際には材料やコストや精度など、いろいろな制約がありすぐには実現できません)

音楽をダウンロードする貴方ならわかると思いますが、CDショップに出向いてCDを探して買うより、オンラインでダウンロードするほうが手っ取り早くて楽な方法です。例えば遠方にあるイケアまで出向いてマグカップを買うのと、ダウンロードして自宅でプリントするのと、将来貴方はどちらを選ぶでしょう?

(注意:これは記事の意訳です。正確なものはオリジナルの英文をご覧ください。)

ブラジャーを3Dプリント?ファッションショーで披露

メルボルンの Spring Fashion Week Amelia Agosta で3D SystemsのSLS® プロダクション3Dプリンターでプリントされた、ナイロンのブラが発表され、話題になりました。



服飾学校の生徒と、3DプリントのコンサルタントであるChris Murrayのコラボによる斬新なファッションへのチャレンジです。高品質の最終製品にマットで白い塗装が施されて、魅力的な未来型ブラがプレゼンテーションされました。

3Dプリンターですから、もちろんデザインはデジタルで作られ、それを直接プリント、約1日で製品ができあがります。ファッションなどに広がってくると、身近に感じますね。

詳細の記事はこちら



2011年11月7日月曜日

3Dシステムズ ハンツマン社のアドバンス・マテリアル事業を買収

11月1日、3D Systemsはハンツマン社のアドバンス・マテリアル事業(RenShape® 光造形プリントマテリアルと、Digitalis® ラピッドプロトタイピング3Dプリンター製品ライン)の買収を行いました。

ハンツマン(Huntsman)はRenShape® の光造形用マテリアルのグローバルなプロバイダーで、高精度、高精細、高品質のパーツを作ることができます。特にスナップ・フィット用ポリプロピレンやABSライクのパーツや、選択的に色をつける医療用モデルなど、3D SystemsのSLA® 装置と共に利用すると理想的です。
一方、Digitalis® は新しいMEMS (Microelectromechanical systems)方式のラピッドマニュファクチャリング用プリンターで、多数のパーツを同時に、高速、かつ高精度で作ることができる新技術です。

今回の買収により、我々の造形マテリアルと知的財産ポートフォリオを完結させ、このDigitalis®のプリント・エンジンを弊社のプリンターファミリーに加えることになります。そして、進化を続ける我々のラピッドマニュファクチャリング、そしてヘルスケアのソリューションに統合されます。


オリジナル 英文プレスリリースへ

2011年10月26日水曜日

11月11日「3次元プリンター造形の現実と可能性」

第35回ラピッドプロトタイピングシンポジウム
「3次元プリンター造形の現実と可能性」

ラピッドプロトタイピング・シンポジウム【3次元プリンター特集】が、11月11日に芝浦工業大学にて開催されます。3D プリンターメーカー各社の造形品の展示も行います。参加費無料ですので、是非ご参加下さい!

  • 開催日時:平成23 年11 月11 日(金)13:00~17:40
  • 開催場所 :芝浦工業大学 芝浦キャンパス 8F 802 教室
           〒108-8548 東京都港区芝浦3-9-14
  • 共 催 : RP 産業協会・型技術協会
  • 公式ページ http://www.rpjp.or.jp/sympo35_3Dprinter.html
プログラム(敬称略)

13:00~13:10 
  挨 拶 RP シンポジウム運営委員会 委員長 安齋 正博

招待講演

13:10~13:55 
  「3D プリンタの顧客は、想像よりずっと進んでいる
  ~”回転寿司”としての3Dプリンター市場誕生~」
  一般社団法人 3D データを活用する会・3D-GAN 相馬 達也

13:55~14:40
  「ソフトウェアから見た3Dプリンター」
  株式会社カタッチ 内田 幸雄,寺田 雄一郎

14:40~15:25
  「AutoCAD最新情報と3Dプリンター(仮題)」
  オートデスク 株式会社 プラットフォーム ソリューション 伊勢崎 俊明

休 憩(15:25~15:40)

プレゼンテーション

15:40~16:10
RP3Dプリンターをめぐるマーケットの変貌とトレンド
株式会社スリーディー・システムズ・ジャパン 小林 広美
生産設備から3D プリンターへ、試作から3Dコンテンツへ、プロダクトセールスからパーツ販売・プリントサービスへ。RPが誕生して25年、変貌する市場とビジネスを探ります。

16:10~16:40
「医療分野での3D プリンターの可能性」
株式会社豊通マシナリー デジタルソリューション部 吉田 賢造
世界最速3D プリンター「ZPrinter(r)」、その最新の取り組みとして医療分野での事例をご紹介。ZPrinter(r)はフルカラー、石膏ベース材料という特性を生かし、手術前のシミュレーションという用途で、大学病院などの活用法をご紹介いたします。

16:40~17:10
「製品紹介」
株式会社ファソテック  新妻 和之

17:10~17:40
「ABS 樹脂モデリングの3DプリンターDimension/uPrint 紹介とその活用法」
丸紅情報システムズ株式会社  真弓 剛

18:00~20:00 懇 親 会 芝浦工業大学 7F 校友会室


【参加申込方法】

■定 員:200 名(申込順)

参加費:無 料 テキスト 1 冊付き
 当日は名札として使用致しますので、名刺をお持ち下さい

■懇親会費: 会員/一般 5,000 円
   懇親会参加の方は事前にお振込下さい。
 
■申込方法:公式サイトよりオンラインでお申し込み下さい
  http://www.rpjp.or.jp/formmail_3Dprinter.html

RP産業協会http://www.rpjp.or.jp/ 
E-mail:rpjp@rpjp.or.jp

2011年10月13日木曜日

Cresyn Case Study - 音響製品メーカ

海外の音響メーカ Cresyn社では、ProJet HD3000を使ってヘッドフォンなどの音響機器の試作を行っています。

樹脂はワックスのサポート材で支えられ、最初は細かい隙間にワックスが入り込んでいますが、それを60度程度の熱で溶かすと、このように稼働するようになります。そしてそこに、実際のワイヤーや内部コンポーネントを組み付け、最終製品と同じような機能性を持たせ、テストを行います。

Cresyn社は、新製品の装着性、デザイン性、機能性を、HD3000を使った試作の内製化によって実現しています。





2011年10月9日日曜日

BFB 3DTouch™

Bits from Bytes社の新しい 3DTouch™ では、タッチスクリーンを採用しました。

学校、家庭からオフィスまで利用でき、シンプルで滑らかな動きで作られる堅牢なパーツは、貴方のパーソナル・マニュファクチャリングの夢を実現します。



2011年9月29日木曜日

山梨県立宝石美術専門学校 CPXでカスタム・ジュエリーのワックス原型

ProJet CPX3000ユーザーの山梨県立宝石美術専門学校様が、NHK教育番組でTV放映されます。

元宝石デザイナーのタレント高田純次さんが学校に体験入学し、宝石を制作する様子が紹介されます。番組ではProJeの造形風景がどこまで放映されるか分かりませんが、是非ご覧下さい。


★番組web pageより

”極める!高田純次の宝石学 <新><全4回> 
 第1回「挑戦!オリジナルジュエリー」”

  ジュエリーとは宝石や貴金属を使った装身具のこと。日本のジュエリー生産の3分の1を占める山梨県に、日本唯一の公立宝石学校がある。高田純次さんが体験入学し、ジュエリーデザイナーの草分けでもある学校長・青島みどりさんを指南役に迎え、「1デザイン」「2宝石加工」「3貴金属加工」というジュエリーの三本柱を学ぶ。さらに、宝石研磨の職人から匠(たくみ)の技を伝授、青島さんのハートを射止めるジュエリー制作に挑む。”

2011年9月28日水曜日

新世代3Dプリンター ProJet 1500 デビュー!

米国時間の9月26日、新しいProJetラインアップとなる、新世代のパーソナル・カラー3Dプリンター ProJet 1500 がリリースされました。

高解像度で、耐久性のあるプラスチックが、5色(ホワイト、ブルー、グレー、ブラック、レッド)とでプリントできるようになりました。

別のカラーのマテリアルへの材料交換も簡単、また、最高で1時間2cm(高さ方向)という、高速造形モードもあります。

価格もぐっと抑えて・・・・ 乞うご期待。

年内の国内販売開始を予定しております。

なお、ProJet1500の実機は、本日から29日まで英国バーミンガムで開催される、TCT Live 2011でお披露目されます(ブース H11)。 

ProJet 1500 本体は小型、デスクトップサイズ
5色のマテリアルで用途が広がります
可憐な花びらもこの通り
表面も滑らか、結構細かい部分も作れますので、医療模型にも使えます

★ProJet 1500 パーソナル・カラー3Dプリンター 情報サイト
http://printin3d.com/3d-printers/projet-1500-personal-color-3d-printer%20#lightbox-popup-1

★ProJet 1500 動画でご紹介


2011年9月27日火曜日

BFB 3DTouch™ で任天堂DSのケースを作る

BFB社のBFB-3000が、3DTouch™ という新製品に生まれ変わりました!

新しいパッケージでは
  • タッチパネル搭載により操作感が向上
    (このクラスの3Dプリンターでは業界初)
  • マルチカラープリントが可能、同時に2~3色使えます
  • メカニカルなパーツの改善
  • 価格は据え置き (30万円~)


3DTouch™で任天堂DSのケースを作った例を動画でご紹介します


秋のイベント 目白押し

秋の展示会、フォーラムなどのイベント情報です!
ProJet 3000, V-Flash, BFB以外に、新製品情報もある、かも、しれません。

  • 10月7日(金)10:00~17:30
    大塚商会 「3Dデータ活用ソリューションフェア」
     http://event.otsuka-shokai.co.jp/11/1007cad/
     場所:株式会社大塚商会 本社ビル
     株式会社イグアス ブースにて
     ProJet HD3000, V-Flash展示

  • 10月5日(水)~7日(金)
    関西 設計・製造ソリューション展(DMS関西)
     http://www.dms-kansai.jp/
     場所:インテックス大阪
     システムクリエイト ブース 【A3-47】
     BFB "3D Touch", RapMan3.1 3Dプリンター
     その他、関連する低価格3Dスキャナ、ソフトウェアなど

  • 10月18日(火)~19日(水)
    大塚商会 「ビジネスソリューションフェア2011 in 立川」
     http://event.otsuka-shokai.co.jp/11/b/tachikawa/ 
     パレスホテル立川 3階
     株式会社イグアス ブースにて
     ProJet HD3000, V-Flash展示
     

  • 10月19日(水)
    ダッソー・システムズ ジャパン フォーラム2011
     http://dsjf2011.jp/ 
     『3D in Life ~Reveal Evidence = 動き始めたクラウドものづくり~』をテーマに3D+クラウドによってもたらされる、ものづくりの新しい世界の一端をご紹介
     ザ・プリンスパークタワー東京
     株式会社イグアス&3D Systems ブース(standard sponsor)
     ProJet HD3000, V-Flash その他


  • 11月11日(金)
    RP産業協会主催 3Dプリンター・シンポジウム 
    芝浦工大 801 / 802  参加費無料

2011年9月24日土曜日

STLファイル 出力方法

3Dプリンターやラピッドプロトタイピングで、3Dデータを造形する際に、業界標準として使われているのが"STL"というファイル形式です。

最近では、サービスビューローや3D出力センターのオン・ライン・システムでも、STLファイルを送れば、見積もりを出してくれます。

STLファイルとは3D Systemsが開発した、ラピッド・プロトタイピングや3Dプリンタで標準のファイル形式です。

STLファイルはCADの幾何形状の周りを包むように生成された、シンプルな三角メッシュ(ポリゴン)です。

STLファイルの定義や仕様については、こちらをご覧ください:
http://www.ennex.com/~fabbers/StL.asp#Sct_binary

STLファイルのサイズは2つの要素に左右されます。

1つは形状の複雑性で、もう1つはSTLファイルを作るときに設定するファセットオプションの設定です。

形状(サーフェイス)が複雑な形状になればなるほど、三角ポリゴンの数は多くなります。
例えば、シンプルな曲面の少ない幾何形状を使った場合は数百キロバイトのファイルですが、複雑な形状になると、最低でも1~5MBないと綺麗な面ができません。

主なファセットのオプションは、Chord Tolerance(コード公差・偏差)やAngular Control(角度公差)です。

これらのオプションの設定によって、三角メッシュの数は変化し、STLファイルの解像度に影響します。解像度は、曲面の粗さや細かさを左右します。さらに、モデルの上の三角メッシュが増えれば、STLファイルのサイズも大きくなります。


品質の高いパーツの造形は、正しいSTLファイルの作成から始まります。以下のリンクでは、一般的なCADプログラムからSTLを出力する際の注意点について説明しています。

http://www.3dproparts.com/knowledge-center/file-format-file-quality

2011年9月16日金曜日

インビザライン歯科矯正生産システムの全貌

Align Technologies社のインビザライン(Invisalign) - 歯科矯正装置は、その生産工程で、スリーディー・システムズ社のSLA光造形システムを使っています。

SLAによって、大量の矯正装置(着脱可能な透明のマウスピース:”インビザライン・アライナー”)の、ラピッドマニュファクチャリングを実現しています。

インビザラインは、患者の歯の並びとその変化に合わせて、20種類以上のパターンの矯正装置が必要であり、その設計から生産までを、CAD/CAM/RPのデジタルプロセスで行うことで、高い生産性と精度を実現し、成功しています。

その様子を詳細に紹介したビデオがありますので、ご覧ください。

本当に、、、工場です。



インビザライン臨床教育サイトより

2011年9月15日木曜日

BFB 3Dプリンター 9/28~10/2 名古屋でお披露目

ご注目いただいているBFBの3Dプリンターの、展示会出展のご案内です。

9月末に名古屋で開催される、「メカトロテック・ジャパン名古屋」にて、実機を使ったデモをご覧いただけます。

名古屋方面でご興味のある方、是非お越しください。
  • メカトロテック・ジャパン名古屋
  • 会 場:ポートメッセなごや
  • 開催日:9/28(水) ~ 10/2(日)
  • ㈱システムクリエイト様ブース
    第三展示館3A-28
  • 公式サイト: http://mect-japan.com/2011/index.html
しかも、新型タイプになるかもしれません・・・

お待ちしております。

2011年9月6日火曜日

ProJet6000 - 3種類のマテリアル

新製品のProJet 6000では、通常の3Dプリンターでは難しい、
透明素材、フレックス素材、タフ素材が利用できます。


彼のかけているメガネは、
・フレームには強靭な VisiJet® Tough (ABSライク) グレー
・テンプルには柔軟性のある VisiJet® Flex(ポリプロピレン-ABS ライク) 白
・レンズには透明性のある VisiJet® Clear(ポリカーボネイト・ライク) 透明
が使われています。

また向かって右側のレンズは、造形したそのままを、
左側のレンズは、研磨とクリア処理を施したものです。


ProJet6000では、高品質の材料を、本物のクオリティでご提供しています。

BFBで2色造形

BFB 3000 plusを使うと、2色のマテリアルを使って1つのモデルを作ることができます。
(ちなみに、ソースコードをカスタマイズすれば、3色もできるらしいです。)

この値段で、意外に多機能ですね。

2011年8月31日水曜日

NY Times Squareで3D Systemsの広告が流れます!

New Yorkのタイムズ・スクエアにある大型スクリーンで、3D Systemsの広告が毎日、毎時間、12秒間流れます!

これは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のご好意によるもので、9月中毎日、実施されます。Broadway 44th と 45thの間の東側にある、"Footlocker" の上にあるスクリーンです。もし9月中にニューヨークに行くことがあったら、是非足を止めてみてください。

2011年8月30日火曜日

デスクトップ型3Dプリンター「V-Flash®」 おためしプラン

プリンター本体に2次硬化機器、消耗品、教育、すべて含めて、
ヶ月で¥158,000!!
デスクトップ型3Dプリンター「V-Flash」(本体価格 1,590,000円)に付帯機器、消耗品を加え、すぐに造形ができるセットを、2ヶ月間の期間限定で158,000円(税別)にてレンタルします!
購入前の検討用としてぜひご利用ください。

詳しくは、こちらまで。
http://www.i-guazu.co.jp/3d_modelers/v_flash/info/info2010.html#n1012161

3次元モデラー Special Moveie

2011年8月14日日曜日

ユーザ事例:ゼネラル・モーター その2:SLSの活用

米国GM社は、3D Systems社のSLS(Selective Laser Sintering) ラピッドプロトタイピング・システムを1日24時間、365日フル活用して、高度な試作業務の、完全内製化、自動化に成功しています。

SLSは、ナイロンなどの微細粉末をレーザーにより固めながら積層造形していく技術で、金型や木型を作ることなく直接データから精巧なパーツができあがるため、試作から機能テスト、少量多品種の生産まで広く利用されている、3D Systems社のキーテクノロジーの1つです。

このビデオではラボの様子、マシンの運用状況や、エンジニアのインタビューを紹介しています。

このラボは、UAW Local 160 と呼ばれる特殊技能を持ったチームにより運営されています。職人達も、今はハイテク技術を活用して業務の効率化を行っています。そしてそのパワーと自身のスキルアップを楽しみ、自分の子供達にも仕事の内容を誇り高く語っている光景が、新鮮です。

2011年8月10日水曜日

より良いデザインを、より低コストで

スリーディー・システムズは、8月7日から11日まで、カナダのバンクーバー・コンベンション・センターにて開催される、SIGGRAPH 2011に参加いたします。

SIGGRAPHへ参加予定の方は、どうぞ、ブース番号839の3D Systemsのコーナーにお寄りください!

今年の展示内容とテーマは・・・
  • パーソナル3Dプリンター: V-Flash®  BFB™3000
  • パワフルなデザインツール: Alibre®
  • 3Dプリント可能なコンテンツを揃えたオンライン・マーケット: The3dStudio.com
  • 3Dプリントの機能的デザインの可能性を広げる: Freedom of Creation
「3Dコンテンツからプリント」のソリューションを軸に、3Dプリンターとデザインパッケージのパワー、ユーティリティと手軽さを、来場者の皆様にデモンストレーションしたいと思います。


BFB 3000 3Dプリンター 無重力を舞う


BFB™ 3000 3Dプリンターが、MADE IN SPACEチームの”無重力状態で行うものづくり”の実験に採用され、見事その成果を発揮しました。


MADE IN SPACEチームのCEOであるAaron Kemmer氏は語ります。

「宇宙空間で行う製造(in-space manufacturing)により、今日の宇宙開発や商業化やミッションデザインは大きく変わる可能性があります。そのために、3Dプリントは完璧な方法です。」

「ミッション用にオンデマンドのパーツを作ることから、空間に最適な住居を建築することまで、無重力空間におけるあらゆる製造方法を、今後12カ月に渡って、我々は実験を続けます。」


2011年7月29日金曜日

ユーザ事例:ゼネラル・モーター

米国GM社が、3D Systemsのラピッドプロトタイピング技術を利用して、試作から検証までの時間短縮、金型コスト削減に成功している例をビデオでご紹介します。 エンジニアリングの風洞実験にも、3Dプリントされた試作モデルが活用されています。

2011年7月26日火曜日

7月27日 3Dものづくり・3Dプリンター紹介セミナー

直前のご案内ですが・・・

『現在日本国内では、多くのメーカーの3Dプリンターが販売されています。その中で、自社のニーズにあったメーカー・機種を選択することは、決して容易ではありません。

本セミナーでは、3Dプリンターのそれぞれの機種や方式の特徴を説明して、ニーズにあった機種の選定方法などを説明します。また、「Free Form」など入力デバイスをご紹介して、今後の「ものづくり」の役に立つ内容です。

「設計・製造ソリューション展」などの大きな展示会では確認できなかった内容も、個別のセミナーですので解決可能です。』

■セミナー内容:

・日程:2011年7月27(水) 14:00~17:00

・会場:JBグループ蒲田事業所(ニッセイアロマスクエア15F )

・内容:

1. 『3Dものづくり現場の最前線』
  株式会社ケイズデザインラボ 代表取締役 原雄司様

2. 『ProJet 特長のご紹介』
  JBサービス株式会社 サービス営業事業部営業本部 鈴木淳一

3. 『3Dプリンター実機見学会』
  スリーディー・システムズ社製 「ProJet HD3000 Plus」「V-Flash」
 
4. 『ProJet HD3000 導入事例紹介』
  三和電気工業株式会社 開発技術部北條幹夫様

共催: 株式会社イグアス(iGUAZU) JBサービス株式会社(JBS)
 
 
<お申し込み方法>


下記メールアドレス宛に以下の内容をご記入いただき、ご送付ください。
・メールアドレス: jbs_seminar@jbsvc.co.jp
・件名: 7/27セミナー申し込み
・内容: 「貴社名」「ご所属」「お役職」「お名前」「電話番号」「FAX番号」

2011年7月25日月曜日

BFB3000 で作ってみました: ヘア・クリップ

「BFB3000 3D プリンタで作ってみました」

材料はPLA(ポリ乳酸)。結構強度も靭性もあります。

ちゃんとスナップ・フィットができるのには、ちょっと驚き。
30万円台でこの機能性は、「お主、なかなかやるな」 という感じです。

造形時間は1時間ほど、材料費は、、、数百円という感じでしょうか?


データはフリーのサイト(http://www.thingiverse.com/)よりダウンロード。

2011年7月20日水曜日

3D Systems社 Alibre©社を買収

米国2011年7月19日

  3Dシステムズ社は、3Dデザイン・ソリューションを提供するソフトウェア・プロバイダーのAlibre©社の買収を発表しました。Alibre社は、低価格で使いやすいパラメトリックCADソリューションを、デザイナーや設計者に提供しており、テキサスのRichardsonに拠点があります。何万ものパッケージをビジネス向けに、50か国以上に販売しています。

  “グローバル・リーダーである3D Systemsのファミリーに加わったことを大変誇りに思います。” Alibre©のCEOであるJ. Paul Grayson氏は語ります。
“3D Systemsのパワー、リソース、グローバルでの存在は、我々の持続的でスケーラブルなビジネスモデルに適合しており、手頃なデザイン生産ソリューションは、きっとデザイン・ものづくりにより貢献することでしょう。"

詳しいプレスリリースはこちらまで。

●関連記事 (DesignNewsより)
http://www.designnews.com/author.asp?section_id=1394&doc_id=231600
 

2011年7月15日金曜日

SLA SLS 事例:ジェネラル・モーターズ

CAD CAMニュースの記事から:
ジェネラル・モーターズが、弊社のSLA® と SLS®技術を使って、燃費効率をいかに上げることができたかについて、述べられています。

http://www.cadcamnews.in/2011/07/3d-rapid-prototyping-fast-tracks-gm.html?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+CadCamNews+%28CAD+CAM+News%29
 
 
●一部抜粋:
 
”3D RP 技術によってツーリング回数が減り、パーツやアセンブリのテストが、素晴らしい精度で、コストを抑えながら、何度でもできるようになった。
 
3D RPはシボレー Volt や EV(EN-V) などのブレークスルーとなる車両の開発で多用されている。Voltの場合、バッテリーのクーリングシステムのデザイン、開発、試験の工程で活用され、引っ張り係数を下げることができた。
 
3D RP技術は、GMの風洞実験で自家用車からトラックまで幅広い車両の開発に、劇的な成果を上げた。この2年でスケールモデルのテスト能力を2倍に上げ、燃料効率の改善に大きく貢献した。

RPは、製品開発時間を減らし、コストを抑え、設計者により多くの選択肢を与える方法であり、無限の可能性がある。”

2011年7月11日月曜日

BFB - ユーザ事例 [ホビー]

ユーザ事例 [ホビー]

ラジコン・ヘリコプター

3DプリントしたABS樹脂パーツを搭載したリモコン・ヘリ
  トニー・フレッチャーは、RapManのマシン設計やファームウェア開発をやっている初期からBFBに関わっています。長い間、彼は自分のラジコン・ヘリコプターを自分で作って飛ばしたいと思っていました。以前からラジコンのキットは大変高価で、パーツは扱いにくく、飛ばすのも大変でした。

  “小さいPicoZヘリコプターを見てから、別の方法に興味が移り、450個のクローン・キットのいくつかをプリントできないかと思うようになりました。小さいソリッド・ステートのジャイロがあれば、電気制御で動くようになります。プロジェクトはローターヘッドのデザインから開始しました。これがうまくいけば、他のパーツも作る予定でした。”

“RapManを使って、黄色いABS材料でパーツを作りました。これならば十分負荷に耐えられそうでした。このアプローチの素晴らしい点は、デザインのトライアルが自由にできることです。設計して、プリントして、分析して、とても安いコストでパーツを改良できました。私に必要だったのは、できたパーツを少しだけ研磨することだけでした。”

“BFB RapManはとても汎用的なマシンなので、様々な種類のパーツが生産できました。”

トニーは結局ヘリコプターの全ての樹脂部品をプリントしたパーツに置き換えました。その過程についてはRapManのブログに書いてあります。

ヘリコプターは完璧に飛びました!YouTubeのビデオはBFB 3Dプリンターでラジコンの玩具を作るという可能性についてデモしています。リモコン・ ヘリコプターは3Dプリントされたローターヘッドを使っていますが、ビデオでわかるように、全く問題なく動いています。ラジコンマニアにとって、これはとても魅力的なアプローチです。

●トニーのブログより抜粋:

  オリジナルのモデルでは、シャフトやフライバーは軟らかい金属でできていたためたわみが発生し、クラッシュの際にエネルギーを吸収するようにできていました。ローターヘッドの樹脂に小さなクラックを見つけましたが、おそらく振動が大きすぎてできたもののようでした。シャフトとヘッドの間も少し隙間があり、これがローターブレードの中心をずらしているようでした。

主な問題点の改善のために、ローターヘッドを設計し直して強度を加えました。ローターブレードホルダーの切断面積を増やして、ブレードとベアリングとの適合を強くしました。この写真は、ヘッドアセンブリの全てのパーツを撮ったものです。樹脂パーツは全てデザインし直しました。

BFBで3Dプリントしたヘッドアセンブリの全パーツ
十字の形状のものがローターヘッドですが、全ての方向に強度のある単独のピースをデザインするのは不可能で、中央のサドルと2個のリングをコアに接着して補強をしました。

オリジナルパーツの穴はハンド・ドリルで開けたので、正確ではなかったのですが、新しいパーツはドリルで直線になるように作りました。テスト装備は新しいパーツで再アセンブルし、改善はすぐに見られました。なお、組み立てたヘリはとても安定しており、フル・スピードでも振動が出ませんでした。

BFB - ユーザ事例 [教育]

ユーザ事例 [教育]

イギリス Clevedon School


  Clevedon Schoolの Advanced Skills Teacher / Head of D&Tであるデーブ・ホワイトは、デザインと技術分野で27年間教鞭を取っています。彼はいつも学生達が最新の技術に接することに熱意を持っていますが、3Dプリンタは予算的に合いませんでした。そんな時、Bits from Bytesの3Dプリンタが目に留まったのです。

  “BFBのマシンは今や教室では評価できないほど重要なツールです。最初はRapMan、そしてBFB3000が採用されました。私は3Dプリントの原理をデモしましたが、さらに重要なのは学生達が彼らのデザインやアイデアをこのマシンで体験できたことです。”

“今まで3Dプリンタはとても高価で、学校では購入できませんでした。でも現代の産業プロセスを学ぶには不可欠な道具です。我々はいつも学生達に、最新のものづくりの技術について学んでほしいと思っていましたが、以前は理論的なアプローチのみでした。それが、BFBによって、ついにここでもCADだけではなく加工マシンを使う事ができるようになりました。”

  デーブは彼のクラスの11歳から18歳の学生に対して、MP3プレイヤーや、障害者用電気プラグや、フラットパックのキッチンユニットまで、あらゆるものをデザインさせました。

  “BFBマシンの優れた点は、本体だけでなくマテリアル価格もとても手ごろなので、学生でも継続的に使えることです。だから設計からプリントまで何度も繰り返し、アイデアを練り上げていけます。”

“学生がBFBのマシンにアクセスしたいという欲求を理解しているのは素晴らしいです。デザインがオープンなので、マシンがどう動いているのかが手に取るようにわかります。他にも3Dプリンタは色々ありますが、ほとんどのものは鉄製の箱の中で、どんなメカニズムでどう動いているのかが見えません。最新の技術が「マジック」ではないということは、次世代のエンジニアを育てることにもつながります。

  デーブは彼のアイデアを他の人達とも積極的に共有しています。BFBのwebフォーラムの中でEducationのスレッドを作り、地理から化学まで、そして建築から数学までのカリキュラムをリソースとして公開しています。これらの情報はWikiページから無償でダウンロード可能です。 


教育現場でRapManがどのように使われているかをもっと詳しく知りたい方は、以下のブログ・サイトをご覧ください:

<YouTubeより 紹介ビデオ>


2011年7月10日日曜日

BFB ユーザ事例 [企業]

BFB RapMan ユーザ事例- 企業

Robotic Control and Automation 社


  Robotic Control and Automation 社のリチャード・スミスが2009年に1台目のBFB RapManを購入した目的は、新製品開発のプロトタイプを作ることでした。 数週間後、リチャードはRapManは試作だけでなく、少量多品種のリアルなパーツを作るためにも完璧であることに気が付きます。

“我々が良くプリントするパーツは、RJ45ソケットベゼルやLEDベゼルなどの小さなパーツです。 少量で必要な物は、プリントしてそのまま使います。”

  リチャードは様々な製品でRapManのパーツを試しました。 鳥を追い払うロケットの開発では、ブラケット、コネクタ、カップリングなどの異なるパーツをプリントしました。 これによって彼は設計したものを、文字通り、素早く作り、素早くにフィールド・テストできたのです。


  “最新のロボット開発プロジェクトに、我々はRapManを使ってドライブ・スプロケットをプリントしました。 通常市販されているのは直径100mmまでなのですが、RapManがあったので直径120mmのプロケット(のこぎり状のベルト鎖歯車)が作れました。

もしRapManがなかったら、この歯車を作るだけで高いコストがかかったでしょう。 部品を外注に頼っていれば、コストだけでなく、数週間という時間も余計にかかったはずです

2011年7月6日水曜日

月球儀-希望の光、影のない月の明かり

ProJet HD3000にて試作モデルを製作した、デザイナー NOSIGNER 氏の作品 「月球儀 -The Moon」が、ロスアンジェルスにて開催された「Dwell on DESIGN」に出展され、高い評価を受けました。先日のDMS展でも弊社ブースにて出展した、大変美しい作品です。



* LED Moon shines message of hope, no dark side to see
 http://www.engadget.com/2011/06/30/led-moon-shines-message-of-hope-no-dark-side-to-see/

 http://dod.dwell.com/people/704
*K's Design 紹介ブログ
 http://ameblo.jp/ksdl/entry-10939824699.html

2011年7月1日金曜日

BFB 3000 *** 30万円台の3Dプリンターとして注目

DMS展にてスリーディー・システムズのブースにお越しいただいた皆様、有難うございました。新製品やデザイナの作品、そしてユーザ事例のパーツなど、如何でしたでしょうか?

ブースの隅にありちょっと目立ちませんでしたが、BFB-3000という3Dプリンターは、海外では30万円台から販売されており(キット売りは10万円~)、ひそかに注目を浴びておりました。



ちょっと面白い記事を発見しました。

BFB $3000 3D Printer Gives HP Designjet a Run for the Money

アメリカなど海外では、HP社がS社の3DプリンターをOEMで販売し話題になっていますが、それとBFB-3000を比べた記事です。もちろん、単純比較はできませんが!!

ただ、価格でいうと BFB-3000が$3000程度、HP Designjetが$17,000ということで、BFB-3000が5-6台買える値段です。

しかし・・・
造形エリアは、BFB-3000 が275 x 275 x 210 mm 、
HP Designjetが203 x 152 x 152 mm
積層ピッチは、BFB-3000 が0.125mm、HP Designjetが0.25mm
と、決して安いから小さくて粗い、、、というわけでもありません。

さてさて、それではBFB-3000で、どんなものができるのでしょう?
ABS, PLA(ポリ乳酸:バイオ由来)でいろんな色の材料があります
大きな教会の模型。13パーツに分けて作って、組み上げたようです。
よくラピッドプロトタイピングで使われるブレードの形状
ウォルト・ディズニーさんの顔、ということです。
黄色いパーツがBFBで作ったパーツ

こんな感じです。やすりをかけたり、塗装したりすると、なかなか綺麗になるらしい。

そして次のバージョンでは、材料の色を2色で作れるとか!? 白いケースの中央に真っ赤なハートとメッセージ、なんていうギフトケースを、作れちゃいますね。

2011年6月23日木曜日

ProJet 6000 at DMS !

本日から始まったDMS(設計製造ソリューション展)。

本邦初公開の新しいProJet6000が順調に動いております。
火曜日の朝一番でアメリカから届いて、1日でセットアップ!という本来ありえない超特急の作業でしたが、ドイツ人のマイスター(エンジニア)が心をこめたせいか、順調に動いております。

DMSの後はまた本国に里帰りしてしまうので、もしご興味のある方は、DMS期間中、24日までに21-31のスリーディー・システムズ・ジャパンブースにお越しください。

ProJet6000は、クリアな透明樹脂、耐熱樹脂、フレキシブル樹脂、耐衝撃樹脂など4種類のプラスチックを材料として使えます。