2019年11月29日金曜日

第4回スキャニング・インスペクションワークショップ


スキャニング・インスペクションワークショップ最終回の第4弾は自動処理や繰り返し計算について解説します。
同じ部品を同じ条件で検査するということはよくあることですが、毎回ファイルを読んで設定して、という面倒から解放されませんか?単純なバッチ処理(決まった作業を流す)ことから、複雑な自動化(特定の条件を与えて自動で検査フローを実施する)まで、自動と言ってもやり方は様々。どんな方法があるのか、どれを取り入れたら好さそうか、それは使い手によって異なります。まずはどんな方法があるのか、を知りましょう。

参加費無料のワークショップは事前予約制です。詳細はイベントページをご参照ください。
検査品が変わっても同じ検査内容を繰り返し実施

傾向分析レポートでロット内のパーツの偏差傾向を解析


2019年10月8日火曜日

第2回スキャニング・インスペクションワークショップ


3Dスキャナを使った品質検査とは? ワークショップ第2回では座標合わせとカラーマップについて紹介します。
  • 冶具を使っての従来の検査基準をデジタルで再現するってどういうこと?
  • 座標合わせって方法によって結果が変わるのでは?
  • カラーマップって、色が付くのは分かるけど、それで一体何が分かるの?

そうしたふわっとした疑問を解消して、役に立つ検査を始めませんか?
参加費無料のワークショップは事前予約制です。詳細はイベントページをご参照ください。

2019年8月27日火曜日

第1回スキャニング・インスペクションワークショップ


ご好評頂いたリバースエンジニアリングワークショップに引き続き、スキャニングおよびインスペクションワークショップの開催を決定致しました。全4回で、部品を3Dスキャニングするところから品質検査に至るまで、必要事項や注意点、どんな手法があるのか、それによってどんな違いがあるのか、など基本から応用までを学習します。
第1回は3Dスキャニングと、スキャンしたデータを検査に使うために必要な処理について、実際のスキャナとソフトウェアを使って体験します。これからの方も、初めての方も、前知識の有無に問わずご自由にご参加頂けます!(事前申し込み制)
詳細はイベントページにてご確認ください。

2019年8月23日金曜日

Geomagic Control X 基準面を指定した座標合わせ



 前回は『Geomagic Control X 簡易的な座標合わせ』についてまとめましたが、いかがでしたか?たぶん大きな反響があったと思います。そして、今回は簡易的に座標合わせを行った後、どのような意図で詳細に合わせるか?というテーマでお伝えします。簡易的な標合わせに対して詳細合わせと表現しています。



詳細合わせの方法は測定物によって違うのは当たり前のことですが、じつは考え方によっても違います。同じ家電製品の同じ部品であっても、会社が違えば重要視している考え方が違いますので使う機能が違います。この辺は同じ部品だからと言って同じやり方でお伝えすると、後々大変な間違いが起こってしまいます。

詳細合わせの中でもよく使用されているのが、参照データの基準面を定義した座標合わせを行う方法です。

そしてもう一段深掘りすると、参照データの基準面をどのように定義するのか?によって結果が変わります。詳細合わせによる基準面の定義違いについて解説していきます。この
場合は必ず最初に初期座標合わせする必要ありますので忘れずに!



  • ベストフィット座標合わせコマンドの部分ベストフィット
    『ベストフィット』の『詳細設定』の中で『選択データのみ使用』にチェックします。座標合わせで使用したい参照の基準面が選択できます。これはベストフィットで座標合わせする際の基準となる面を指定するものです。指定した面だけがベストフィットで座標合わせされるので、指定していない面は座標合わせとしては計算されません。



  • データム座標合わせコマンドで基準面に対し優先順
    データム座標合わせは優先順を指定した座標合わせに使用します。参照データの選択した順番によって優先順が変わります。基準面の中で偏差を少なくしたい場所があれば、最初に指定します。



  • RPS座標合わせコマンドで基準面に対し優先順
    RPS座標合わせは穴またはスロットがある板金部品などを座標合わせを行うときに使用するコマンドですが、シミュレートCMM点を併用することで基準面に優先順を指定した座標合わせを行うことができます。この場合、先にシミュレートCMM点で任意の場所に点を置きます。次にRPS座標合わせコマンドで、シミュレートCMM点を指定します。その際に優先を指定するために拘束条件を設定することができます。

次回は穴形状の座標合わせをテーマにお伝えします。


Geomagic Control Xは無料トライアルとして15日間を制限ない機能の状態で使用することができます。
お問合せやご相談はお気軽にお問合せ下さい。

2019年7月3日水曜日

Geomagic Control X 簡易的な座標合わせ



 検査を行う際に重要となるのが、参照データと測定データの位置関係になります。
参照となるCADデータと実際の現物を測定したデータでは、形状に変化があるため位置関係を定義する座標合わせがどのように行われたかによって、最終的な検査の結果が変わります。

Geomagic Control Xでは座標合わせを行う際に、参照と測定データを近づけ簡易的に座標合わせた後に詳細合わせを行うという2段階で行うことがあります。今回はその簡易的な座標合わせ方法についてお伝えします。



  • 初期座標合わせ
    『初期位置合わせ』は、参照データを基準に測定データを自動的に座標合わせします。離れた位置にある測定データを座標合わせする際に便利な機能です。
    『特徴認識で座標合わせ精度を向上』このオプションにチェックを入れると計算時間はかかりますが、より細かく形状を読み取って座標合わせを行います。もしチェックを外して座標合わせがうまくいかない場合にお試しください。

    『初期座標合わせ』でこのチェックを入れてもうまくいかない場合は、次の方法で合わせることになります。



  • 変換座標合わせ N点
    『変換座標合わせ』の『N点』は、手動で選択した参照データ上の点と測定データ上の点にペアポイントを使用して測定データを座標合わせします。画面の右側に参照と測定と別れるので、お互いの近しいポイントを3か所以上選択します。『位置合わせを最適化』にチェックを入れると座標合わせの最適化が行われます。



  • 変換座標合わせ 回転と移動
    『変換座標合わせ』の『回転と移動』は、手動でモデルビューのマニピュレータを使用して、測定データを回転・移動します。
    『 ローカル座標系を使用』にチェックを入れるとローカル座標系を使用して回転および移動します。円筒形のものや厚さが薄いものなど、座標合わせが難しいものに使用します。


次回は簡易座標合わせを行った後の詳細合わせをテーマにお伝えします。

Geomagic Control Xは無料トライアルとして15日間を制限ない機能の状態で使用することができます。
お問合せやご相談はお気軽にお問合せ下さい。
Geomagic.sales.japan@3dsystems.com

2019年7月2日火曜日

リバースエンジニアリングワークショップ第5回開催


リバースエンジニアリングワークショップ 第5回を 7月12日(金)に開催致します。

ワークショップもいよいよ最終回!フィナーレです!今回は 「これもリバースエンジニアリング ー モノの形状を完璧にモデリングして再現することだけがリバースじゃない」 ということを主眼に置いたセッションを予定しています。

「リバースって結局CAD作るだけのスキル必要だよね、、、」
「時間かかるし、、、」
「スキャナはあるんだけど、眠っている時間が多いんだよね、、、」

こんな思い、ありませんか?既存物のデジタル化することは、再現ではなくそこから取れる情報に大きな活用用途があるんです!再現だけじゃ、もったいない!そこで最後の回では、スキャンデータの活用を広げ、リバースエンジニアリングの枠を広げる用途をご紹介します。

初めての方も、活用を広げたい方も、是非お気軽にご参加ください。過去の開催に不参加の方もご参加いただけます。
参加には、該当する会ごとに事前登録が必要です。詳しくはイベントページをご参照ください。






2019年6月24日月曜日

Geomagic Design X 2019 リリース -モデリング-



 今回は『モデリング』というテーマです。
前回『スケッチとモデリング』というテーマでお伝えしましたが、モデリングの機能で追加の内容をお伝えします。連続性のあるサーフェースを作成する機能が追加されています。




サーフェースを作成する機能で、隣接するサーフェースに対して連続性をもったサーフェースを作成することが可能になりました。サーフェースのエッジを指定すると接線連続(G1)や曲率連続(G2)で作成することができます。プロダクトデザインの面形状など高品質なサーフェース作成に活用することができます。



フィレットツールに曲率連続オプションが追加されました。コーナー部分で鋭角なフィレットを作成するときに作成しづらい形状がありましたが、曲率連続のフィレットが作成できるようになって適応できる範囲が広がりました。曲率連続を上手に活用すると複合の曲率連続とが作成可能となります。


無料トライアルとして15日間を制限ない機能の状態で使用することができます。
お問合せやご相談はお気軽にお問合せ下さい。
Geomagic.sales.japan@3dsystems.com

2019年5月17日金曜日

第4回リバースエンジニアリングワークショップ


リバースエンジニアリングワークショップ 第4回を6月14日(金)に開催致します。

リバースエンジニアリングを知るワークショップ第4弾は、ちょっと踏み込んだモデリングについて解説します。前回第3回ではデジタルツインモデルとして早く、簡単に、形状を再現する手法や用途をご紹介しましたが、今回は形状再現だけに留まらず、寸法やピン角なども持つ、設計データにする方法について学習します。

「いまあるモノをそのまま」使うのではなく、破損や摩耗箇所は修正したものとして作りたい、一部の寸法を変更したい、など手を加えたモデルを作るフローを体験します。せっかくスキャンしたSTLがあるなら、形状再現からさらに一歩進んだデータ利用をしてみませんか?
昔製造した現物があるけど消耗がひどいから作り直したいのに図面が無い、設計データをイチから作るには手加工が入りすぎている、、、なんてお悩みの方、目からうろこ、な解決策がありますよ。

初めての方も、活用を広げたい方も、是非お気軽にご参加ください。過去の開催に不参加の方もご参加いただけます!
参加には、該当する会ごとに事前登録が必要です。詳しくはイベントページをご参照ください。







2019年4月18日木曜日

Geomagic Design X 2019 リリース -スケッチとモデリング-



 今回は『スケッチとモデリング』というテーマでお伝えします。
モデリングの土台作りとなるスケッチ作成機能でユーザービリティのが向上と、ハイクオリティサーフェースを作成する際に必要な機能追加が行われています。



押出し形状のCADデータや設計モデリングを作成する際に、2D図面となるスケッチを作成します。このスケッチを作成する際に便利な機能として拘束条件があります。拘束条件コマンドは2D図面を作成する際の補助機能として、スケッチ要素に対し関連性を定義する場合に使用する機能です。例えば直線を水平方向にスナップさせたり、水平や平行な直線など寸法の拘束を定義する場合にも使用します。



この拘束条件を使用するには、従来は右クリックでメニューを呼び出す必要がありました。Design X 2019ではリボンツールバーに常駐しておりますので、ツールコマンドからダイアログを直接開くことができるようになり操作の工程が少なくなりました。



拘束条件に中間点・対称・平行が追加されました。中間点はスケッチ要素の中間の位置でスナップし、対称は中心線を作成した後に定義すると対象形状に拘束されます。平行は以前からありましたが、複数点の端点にも適応できるようになりました。



寸法を定義するときに使用するスマート寸法は、測定データから抽出した小数点以下の数値を手動で入力し修正していましたが、プルダウンメニューから指定しておけば、自動的に丸めることができるようになりました。寸法の調整に手間が省け効率的になっています。



3Dスケッチの曲線を調整する方法としてスプライン点を移動させる方法がありましたが、制御点を移動する方法が追加されました。曲線を全体の傾向を見ながら調整することができるので、高品質なサーフェースを作成するときに有効です。



ロフトウィザードコマンドでサーフェスを作成する際に、スプラインポイントの数を調整する機能がプレビュー中の状態で追加されました。この機能により表面偏差と表面品質のバランスを取りながら、スプラインポイントの数を調整することのワークフローを効率化します。偏差の少ない形状を重視するのか、サーフェースの品質を重視するのかを視覚的に確認しながら調整することができます。


無料トライアルとして15日間を制限ない機能の状態で使用することができます。
お問合せやご相談はお気軽にお問合せ下さい。
Geomagic.sales.japan@3dsystems.com

2019年4月16日火曜日

SOLIDWORKS ソリューションセミナー講演&出展


4月24日(水)、大塚商会様主催のSOLIDWORKS Solution Seminarに講演、出展させて頂きます!SOLIDWORKSの一大イベント、スリーディー・システムズ・ジャパンではSOLIDWORKSを使ったものづくりの活用を広げるアドオン製品を展示ブースでご紹介するとともに、金属プリンタとそのためのモデルづくりについて講演させて頂きます。
詳しくはイベントページをご覧ください。


2019年4月11日木曜日

第3回リバースエンジニアリングワークショップ


リバースエンジニアリングワークショップ 第3回を5月10日(金)に開催致します。

第2回では3Dスキャナでスキャンしたデータを「使える」データにする、という目的でデータの修正、最適化の手法について解説しましたが、今回はそのデータを使って「目的のモノ」を作る、にフォーカスします。
今回の「目的」は、CADや解析に使えるデジタルツインモデルを作る、です。サーフェース・ソリッドデータの作成方法にはどういった方法があるのか、どういった利点や弱点があるのか、などの解説と、デジタルツインモデルとなるサーフェースデータをソフトウェアを使って実際に作ってみる体験を行います。

「リバースエンジニアリングってよく聞くけど、具体的にどういうデータを作るものなの?それによって何ができそうなの?どういった違いがあるの?」こうした疑問を気軽にぶつけてみませんか?
初めての方も、活用を広げたい方も、是非お気軽にご参加ください。第1、2回に不参加の方もご参加いただけます!

参加には、該当する会ごとに事前登録が必要です。詳しくはイベントページをご参照ください。
スキャンして最適化したデータから作られたサーフェースデータ

2019年3月27日水曜日

第2回リバースエンジニアリングワークショップ


先月から始まったリバースエンジニアリングワークショップ。第2回は4月5日(金)に開催されます。
今回は3Dスキャナーで取った3次元データをどうやって処理するか、どうやって「使える」データにするか、を学びます。データ処理は3Dスキャンデータを扱う上で基本にして重要なステップですが、目的によってどういった処理が必要なのかが変わってきます。不必要に時間を掛けてしまっては後工程でのスケジュールに響きますし、かといって必要な処理がこの段階でできていなくても然りです。
そこで第2回目のワークショップでは目的別に必要な処理の違いを、実際にスキャンしたデータを見ながら学習します。初めての方も、活用を広げたい方も、是非お気軽にご参加ください。第1回に不参加の方もご参加いただけます!

参加には事前登録が必要です。詳しくはイベントページをご参照ください。

スキャンデータの処理の違いによる表面精度や形状再現の違い

2019年3月12日火曜日

第1回リバースエンジニアリングワークショップ後記

このブログでもお知らせしておりました、『リバースエンジニアリングワークショップ』。 3月1日に第一回としてスキャニングについての講習が開催されました。

当日はスキャナを既にお持ちのお客様からこれら検討をされるお客様まで、多くのお客様にご参加頂くことができましたので、様子を少しご報告したいと思います。


まずは前半第1部として、3Dスキャナの測定原理や特徴、方式などを教室形式で解説。
その後、展示ルームに設置した各種スキャナの実機体験をしていただきました。

今回スキャナメーカー様からのご協力でお貸出し頂いたアーム式スキャナの他、卓上に設置したカメラ式のスキャナ、カラーも取得できるタイプのハンディスキャナをご用意しました。グループに分かれて実際にスキャニングを体験頂き、それぞれ方式やスペックの異なるスキャナのデータの取得状況による違いなどを確認しました。
手法の異なるスキャナでスキャンを体験

高精度のスキャンが可能なアーム式スキャナでは、黒色・光沢・透明などの、一般的にスキャナが苦手とする材質の対象物を使って、素材によるスキャンの結果の違いがどのようなものか実際に確認して頂きました。
材質の異なるパーツや複雑な形状がどうスキャンの違いがでるかを確認

休憩を挟んで第2部は、多方向からそれぞれにスキャニングされたデータ同士の位置合わせや合成処理などの一般的な作業の流れをソフトウェア使って体験。
スキャンしたデータの一般的な後処理をソフトウェアを使って学習

合計3時間の短い時間ではありましたが、リバースエンジニアリングの第1ステップとして必要な内容を体感して頂けたのではないでしょうか。

第2回は 4月5日(金)どこまでやったらいいの?スキャンデータの編集あれこれです。スキャンしたデータって、いったいどうしたら「使える」ようになるの?といった疑問にお答えします。詳しくはイベントページをご覧ください。


最後に、ワークショップでお客様から頂いたご質問をいくつかご紹介します:

Q: 手軽で安価なスキャナなどでスキャンしたデータは形状が細かくは再現できていないようですが、こうしたデータにはどんな利用用途がありますか?

A: たとえば、車両の内装用品の設計検討に利用されるという事例があります。 すでに存在する形状に収まる用に部品を設計する場合、細かな形状再現ができている必要は無く、合わせ面部分が抽出できれば良いので、大まかなデータでも問題ないとのことでした。 低価格で手軽にスキャニングが行えるからこそ、これまで使っていなかった様な分野で現物からの形状情報を抽出することで効率化を図ることができると思います。

Q: 細い隙間のスキャンは難しいと説明がありましたが、どこまでスキャンできるでしょう。

A: 形状によっても異なるので一概には言えませんが、例えば隙間や細い形状をスキャンするには、細い形状を横向きに断面を取る様なイメージでレーザーを動かす事によって、安定的なデータを取得できることが多いです。
円柱形状や隙間の長手方向にレーザーを当ててしまうと、対象物との距離やスキャナを動かすスピードによって取得できるデータ量が左右されやすくなります。そこで、円柱や隙間を横切る様な方向でレーザーを当てることにより、安定的なスキャニングができます。

Q: スキャナの貸出は行っていますか?

A: 残念ながら、弊社では行っておりませんが、有償で貸し出しを行われている企業様もあるようです。精度の高いスキャナであれば、各地域の産業技術センターでもご利用頂ける施設をお持ちの場合が多いです。



2019年2月21日木曜日

Geomagic Design X 2019 リリース -スキャンデータの処理-


 今回は『スキャンデータの処理』というテーマでお伝えします。
前回に引き続き、今回もソフトウェアの中核となるメッシュエンジンの刷新により改善された内容になります。



新しいメッシュエンジンは、昨今の大容量スキャンデータに対応すべくメッシュ・ポリゴン・点群を扱うエンジンが今回から搭載されています。Geomagic Design Xで使う機能に、領域分割・読み込み・保存・取り消し・やり直し・スムーズ・削除とありますがメッシュエンジンの刷新により基本機能が改善されています。



領域分割について、スキャンデータから3D形状を識別して自動的にフィーチャを分類する機能ですが、データの容量や形状によっては処理時間を要していました。Geomagic Design X 2019(以下「DX2019」と称する)は処理時間の短縮が行われています。さらにデータを間引いたり最適化されたデータであればより早い結果を得ることができます。



スムーズについて、こちらもレスポンスが改善されている機能になりますが、左側のDX2016に対してDX2019は約40倍速くなっています。以前から比べると大幅なスピードアップしている機能となりますので、計算処理が行われていないのでは?と疑ってしまうほどの速さになっています。スライダーを動かしながらリアルタイムにスムージングを実行できるため、結果を確認しながら効率的に作業することができます。



ポリゴンやポリ頂点の削除について、DX2016ではDeleteキーを押すと最終的な実行を決定するためにダイアログが表示されていましたが、DX2019ではダイアログの確認項目がカットされています。削除するために必要だった処理時間も6倍短縮されています。メッシュの裏側を表現していた色が明るい色に変更され、形状を確認する際により見やすくなりました。


無料トライアルとして15日間を制限ない機能の状態で使用することができます。
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Geomagic.sales.japan@3dsystems.com


2019年2月14日木曜日

Freeform 製品スポットライトウェビナ 1 オーガニックデザイン JP

Geomagic 製品の20分スポットライトウェビナ、今回はハプティクスデバイスを使ったモデリングツール Freeform で作るリストバンドモデリングをご紹介します。(日本語字幕による解説付き)

2019年2月7日木曜日

リバースエンジニアリングワークショップ開催


スリーディー・システムズ・ジャパンでは今年リバースエンジニアリングにまつわるあれこれを学ぶワークショップを開催致します。
第一回はスキャニングについてで、様々なスキャナーを用意してどういった特徴があるのかをご覧頂きながら、実際どんなデータができるのか、どういった用語が使われているのかなど基本的なことからご紹介していきます。

詳しくはイベントページをご参照ください。

2019年1月30日水曜日

第1回 次世代3Dプリンタ展に出展

スリーディー・システムズ・ジャパンは2月6日から開催される第1回 次世代3Dプリンタ展に出展致します。
従来、3Dプリンタ技術は設計製造ソリューション展(DMS)として展示・発表されておりましたが、本年よりDMSと同時開催として西ホールに展示スペースを設けます。3Dプリンタ、プリント材料、ソフトウェアおよび関連技術を一時にご覧頂ける機会となっています。


[ 展示 ]

試作から量産に至るまで成長戦略に役立つ技術をご紹介します。デジタル製造のワークフローの最適化に役立つ3Dプリンターをはじめとするハードウェアからソフトウェアまで、デモや造形サンプルをご覧いただきながら、貴社のニーズに合わせたソリューションのご紹介致します。
日時:2019年 2月6日(水)、7日(木)、8日(金)
場所東京ビッグサイト アクセス
小間番号西1ホール 西3-6


[ 基調講演 ]

タイトル:「加速するアディティブファクトリー」
日時:2月6日(水)10:00~12:00
講演者
 株式会社スリーディー・システムズ・ジャパン 
 代表取締役兼3Dプリンター事業部長 織田源太
参加費:無料(事前申し込み) https://d.japan-mfg.jp/seminar_home/#mw_dpt-3



ご来場お待ちしております。
株式会社スリー・ディー・システムズ・ジャパン

2019年1月16日水曜日

Geomagic Design X 2019 -読み込みとスキャニング-


今回は『データの読み込みとスキャニング』というテーマでお伝えします。
Geomagic Design X 2019(以下「DX2019」と称する)はソフトウエア中核のエンジンを刷新したことにより、データの読込み動作や3Dスキャナを使ったレーザースキャン速度とデータの表示が改善されました。比較的大きな容量のスキャンデータを読込んだり、その後の編集を行う際に処理時間を要していたものが、短い時間で行えるようになっています。


  • ネイティブCADファイル形式読み込みについて
    Geomagic Design Xは従来からネイティブCADファイルの読み込みに対応しており、新規バージョンのリリースと共に各読み込み形式のバージョンを更新しています。読み込み可能なネイティブファイルは次の通りです。
    Solidworks 2018/Creo 5/CATIAV5R28/Inventor 2019/NX12
     
  • Geomagic WrapおよびGeomagic Control Xの読込みについて
    Geomagic WrapGeomagic Control Xで保存されたファイルを読み込むことが可能です。Geomagic Wrapに関しては前提条件としてGeomagic Wrap 2017.0以降が同じPCにインストールされている必要があります。
     
  • スキャニングパフォーマンスの改善について
    ソフトウェアのパフォーマンスが大幅に改善されているので、大きなデータをスキャンしてもタイムラグが最小限度に抑えられています。

 

Design X 2016(以下「DX2016」と称する)とDX2019と同じファイルを使って読込み速度の比較を行います。右側のDX2019は読み込みが完了していますが、右側のDX2016は計算が終わっていない状態です。読み込みスピードは約2倍速くなっています。



DX2016とDX2019で同じ場所を非接触の測定機でスキャニングしています。DX2016ではスキャニングのタイムラグが発生しているのが確認できます。DX2019ではタイムラグがほとんどありません。これはスキャンの時間が長くなってくると、赤い線のところをスキャンしているのにもかかわらず、スキャンデータの表示が追いつけなくなり、徐々に間隔が広くなっている状態です。DX2019では赤い線とスキャンデータの間隔はほとんどありません。




3Dスキャナのプローブ位置が視覚的に見やすく改善されました。Control Xでご好評いただいていた機能ですが、プローブを測定物に重ねることにより座標合わせが正しく行われていることを視覚的に確認しやすくなっています。


無料トライアルとして15日間を制限ない機能の状態で使用することができます。
お問合せやご相談はお気軽にお問合せ下さい。
Geomagic.sales.japan@3dsystems.com

2019年1月11日金曜日

スキャンデータのメッシュ化の方法 Spotlight ウェビナー日本語字幕付き

Design X や Control X には3Dスキャナで測定したデータからメッシュデータ(STLデータ)を作成する方法がいくつかあります。

この20分動画ではその違いや特徴を紹介するとともに、仕上りの違いを確認します。

また、複数のデータから1つのデータに合成する際の手法の違いやパラメータの違いを解説します。

メッシュ化や合成について詳しく知ることで、スキャンデータは綺麗なのにメッシュにしたり合成したりするとデータの一部が反転する、穴が開く、などの問題解決にも役立てることができます。

2019年1月8日火曜日

DX 境界フィット Spotlight ウェビナー日本語字幕付き

境界フィットはその名のとおり、境界線となる曲線を作成し、その内側にサーフェースを作成する機能です。意図した形状に合わせて面が張れることから自由度が高く、またSTLの再現性も高い便利な機能です。

この動画では車のシートを3Dスキャナーで測定したSTLデータからCADデータを起こす作業を例にして、Geomagic Design Xの境界フィット機能をご紹介します。